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日立、薄型テレビ事業の事業統括機能を移管――営業主導型の運営体制へ
日立製作所は、薄型テレビ事業の事業統括機能を日立コンシューマエレクトロニクスから日立コンシューマ・マーケティンググループに移管すると発表した。
日立製作所は1月23日、2012年度より薄型テレビ事業の統括機能を現在の日立コンシューマエレクトロニクスから日立コンシューマ・マーケティンググループへと事業移管すると発表した。より市場に密着した事業運営体制の構築することで、収益性の向上と営業主導型の運営体制を目指す。
移管は4月1日よりスタートし、9月末に完了予定。日立コンシューマエレクトロニクスでは、薄型テレビ事業に携わる従業員を新規事業や日立グループ内外で活用していくほか、薄型テレビおよび映像機器に活用可能な技術の開発を引き続き行う。日立コンシューマ・マーケティングは安定的な事業基盤を構築に向け、日立コンシューマエレクトロニクスが開発した成果を薄型テレビに活用し、最終組み立て工程は外部への委託を徹底するという。
また、これまで薄型テレビを生産してきた日立情映テックは、培ってきた薄型テレビなどの映像機器における基板実装技術や光学プラスチック成型技術を活用することで、日立グループ内外の製品を受託生産をしていく。
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