ソニー、プレステ3と「VPL-VW1000ES」で4K画像を鑑賞できるソフトウェアを無償提供
ソニーは、4Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」ユーザーに向け、プレイステーション3から4K動画を再生するためのソフトウェアを提供する。
ソニーは3月16日、同社の4Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」の購入者に対し、デジタルカメラなどで撮影した高解像度写真などをプレイステーション3経由で投写するための専用ソフトウェア「PlayMemories 4K edition」を無償提供する。
プレイステーション3専用の4Kフォトビューワーソフト。デジタルカメラで撮影した静止画をHDDに取り込み、VPL-VW1000ESに接続することで、最大3840×2160ピクセルの写真を再生できる。また、解像度はフルHDとなるものの、3D写真や横長/縦長のパノラマ写真、マルチアングル写真の再生にも対応した。
プレイステーション3は4K対応のHDMIコントローラーを持っていないため、4K静止画を12分割して従来の1080p(フルHD)伝送の帯域幅で順次転送することで4K静止画を出力できるようになった。PVL-VW1000ES側で分割した画像を結合・表示する仕組みを持っているため、PlayMemories 4K editionを導入したプレイステーション3をほかの4Kテレビなどに接続しても4K表示はできない。
PlayMemories 4K edition上では、コントローラーの右スティックで画像の拡大・縮小、左スティックで選択範囲を移動する。セレクトボタンで操作ガイドを表示、□ボタンでオンラインマニュアルを参照可能。ビデオ出力の設定を「4K Photo」に切り替え、写真を選択中に□ボタンを押すとソフトウェアの再起動後に4K解像度で写真が表示される。この状態で方向キーの左右でほかの写真を閲覧したり、スライドショー再生も可能だ。ただし、4K Photoの間はズームが行えないほか、一部の画質調整機能も使用できなくなる。
ソフトウェアの公開は3月23日(金)の13時から。VPL-VW1000ESユーザーは、製品登録後にダウンロード用のプロダクトコードをメールで入手できる。なお、同じく3月23日の13時から、東京・銀座のソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋の3カ所で、VPL-VW1000ESによる4K静止画投影をデモンストレーションする予定だ。
関連記事
- キーワードは“融合”、見どころの多いソニー
今年のソニーは、「PlayMemories」や「Crystal LED Display」、新「Bloggie」などトピックが多い。プレスカンファレンスの様子と展示ブースを合わせて詳細にリポートしよう。 - 写真・動画クラウド「PlayMemories Online」、ソニーが開始
ソニーが動画・静止画をさまざまな機器で楽しむためのサービス「PlayMemories」を発表。撮影した映像をテレビやスマートフォンなどで表示するクラウドサービスも開始へ。 - 世界初の4K×2Kプロジェクター、ソニー「VPL-VW1000ES」発表
いよいよ4K×2Kの時代がスタートすることになりそうだ。ソニーは10月3日、コンシューマー向けプロジェクターとしては世界初となる4K×2Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.