デノン、Hi-Fiエントリーモデルをモデルチェンジ
ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドのHi-Fiオーディオ機器エントリーモデルを「RE(Rarefied Evolution)」シリーズにモデルチェンジする。
ディーアンドエムホールディングスは5月17日、デノンブランドのHi-Fiオーディオ機器エントリーモデルを「RE(Rarefied Evolution)」シリーズにモデルチェンジすると発表した。プリメインアンプ「PMA-390RE」とCDプレーヤー「DCD-755RE」を6月中旬に発売する。価格はそれぞれ5万400円。
PMA-390REは、定評のあるスピーカードライブ力を「Advanced HC Single Push-Pull 回路」で進化させた。音質変化の大きい入力カップリングコンデンサを排除して鮮度の高い再生を可能としたほか、パワーアンプの入力段にはDUAL FETを採用し安定動作を実現している。また、従来比1.5倍の電流容量を持つショットキーバリアダイオードにより、瞬時の電流供給能力に優れたモデルとなっている。
パワートランスは、マウント部に1.6ミリ厚の鋼板プレートを追加。振動元となるトランスをインシュレータ−を介して直接支えることでシャーシが受ける振動を低減し、パワーステージ/ヒートシンク部に振動が伝わりにくい構造だ。また、電源部からのオーディオ信号ラインへのノイズの流入を抑えるべくオーディオ系・コントロール系で巻線を分離したほか、徹底して相互干渉を排除している。
スピーカーターミナルには、ケーブルを確実に保持するスクリュー式の透明タイプを採用。スピーカー 2系統の切り替えが可能なほか、コントロール系の微細なバックグラウンドノイズを排除するマイコンストップモード、アナログレコードを再生できるPHONOイコライザーアンプ、オートスタンバイ機能も搭載している。サイズは434(幅)×121(高さ)×308(奥行き)ミリで、重量は7.1キロ。
一方のDCD-755REは、デノンの同クラスで初となる32ビットDACを採用したほか、デノンオリジナルアナログ波形再現技術アルファプロセッサーを「AL32 Processing」にグレードアップしている。
DAC直近に高精度なクロックやCDのデコード部を配置することで、より精度の高いデジタル-アナログ変換を実現。また、シンプル&ストレート化を徹底した回路によって信号劣化を防いでいるという。
電源回路はデジタル系とアナログ系を分離し、CDサーボとUSB用にも独立して電源を供給。基板レイアウトは電源部、デジタル部、アナログ部を分離して相互干渉を排している。コンデンサは音質に配慮したDENONカスタムメイド品だ。このほか、USBメモリ接続時には音楽ファイルのダイレクト再生も可能。サイズは434(幅)×107(高さ)×273(奥行き)ミリで、重量は4.1キロ。
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