大光量/全方向タイプの最新モデルを徹底比較!〜東芝ライテック“E-CORE”「LDA11L-G」編〜:我慢しないLED照明選び(2)(2/2 ページ)
全方向タイプLED電球特集の第1回は、東芝ライテックの「LDA11L-G」だ。スペック上の配光角は約260度と、同社の従来品(LDA9L)が約120度なのに比べると2倍以上になる。
次に細部の拡大を見てみよう。天井付近への光の当たり方を見ると、全方向タイプということで白熱灯や電球型蛍光灯と遜色のない明るさとなっていることが分かる。天井が明るいと部屋全体が明るい印象になるのはうれしい。なお、影の現れ方に少し違いはあるものの、全体的には自然な広がり方という印象だった。
野菜については、緑色が多い電球型蛍光灯に比べて白熱灯に近く、トマトの赤が鮮やかでおいしそうに見える。白熱灯に比べてニンジンの色なども明るくさわやかに見える。
次は洋室で見比べてみよう。ここでも白熱灯に比べて明るく、横の壁やソファに十分に光が当たっていることが分かる。色も白熱灯に近く柔らかい光で全体的に落ち着いた感じに見える。
シェードの部分を拡大して影のでき方を比べると、LDA11L-Gのほうが光の広がり方が狭いことが分かる。しかし実用上では差はほとんど感じられない。
値段も手頃でおすすめの一品
LDA11L-Gは60ワット白熱灯に比べて全体的な明るさも上回っており、発色も自然で性能的にはとくに不満はない。また、LED特有のギラついた感じが少なく、光がソフトな感じなのも好感が持てる。
密閉器具にも対応している点は魅力だが、他社に比べてサイズが大きめなので、取り付けるスペースに余裕があるかどうか注意しよう。また、重さもあるので、取り付けるときに落とさないように気をつけたい。値段もかなり下がってきており、明るい全方向タイプのLED電球がほしい人にはおすすめだ。
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