シャープ、洗米もしてくれる「ヘルシオ炊飯器」:かいてんユニット搭載
「かいてんユニット」搭載で洗米や炊飯中のかき混ぜをすることで、洗いムラ、炊きムラを抑制する炊飯器が登場。
シャープは、炊飯時の洗いムラと炊きムラを抑える「ヘルシオ炊飯器」2機種を9月20に発売する。店頭想定価格は、大型のタッチ液晶を搭載するなどした上位機種「KS-PX10A」が9万円前後、機能を絞った「KS-GX10A」が7万円前後。
内部の米をかき混ぜる2枚羽の「かいてんユニット」を搭載。水の抵抗を抑えて泳ぐペンギンの後退翼と、斜め前の魚を追うことできれいならせんを作る魚群の動きを参考にしたというもので、米の飛散や内釜への衝突を抑えながら攪拌(かくはん)を可能にした。
内釜に生米と水を入れると自動で洗米スタート。洗米後には水を入れ替える必要があるものの、手洗米よりも栄養素の残留量が20%アップするという。また浸水時と加熱時にもかいてんユニットで適宜攪拌することで給水の促進と炊きムラの抑制が可能だという。
炊飯の後半ではかいてんユニットの羽を格納し、うまみ成分の吹きこぼれを抑制しながら高火力の連続沸騰。これにより、ごはん表面のうまみや甘みなどを味を感じさせるうまみ成分を約32%アップさせた。さらに、炊飯以外にも調理中の攪拌や火力調整が必要なメニューの調理を行える「まぜ技クッキング」メニューを搭載している。
KS-PX10Aは、静電タッチ式で4.3インチのホワイトバックライト液晶を装備。内釜は「3mmハードガラス鉄釜」で、炊飯メニュー37、まぜ技クッキングメニュー42を搭載。蒸し板も付属する。KS-GX10Aはタクト式で3.7インチの高反射型液晶を備えており、内釜は「2mmハードガラス鉄釜」。炊飯メニューは31で、まぜ技クッキングメニューは26となっている。いずれも外形寸法は263(幅)×230(高さ)×347(奥行き)ミリだ。
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