3チャンネルだけどBS/CSも“まるごと録画”、新レグザサーバー「DBR-T460/T450」登場
東芝が「レグザサーバー」のラインアップに3製品を追加する。「DBR-T460/T450」は、チューナー数を絞りつつ、BSやCS110度をサポートしたタイムシフトマシン搭載機だ。
東芝は10月8日、“タイムシフトマシン”を搭載したレコーダー「レグザサーバー」に新製品3機種を追加し、ラインアップを強化すると発表した。光学ドライブを持たないHDDレコーダー「D-M470」(→別記事を参照)、およびBlu-ray Discドライブ搭載の「DBR-T460/T450」を10月30日に発売する。価格はオープン。
「DBR-T460/T450」は、搭載するチューナー数を絞りつつ、BSやCS 110度をサポートしたタイムシフトマシン搭載機だ。両モデルの違いは、内蔵HDDの容量で、DBR-T460は2Tバイト、DBR-T450は1Tバイト。店頭予想価格は、DBR-T460が12万円前後、DBR-T450は10万円前後となっている。
両モデルとも地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナー3基搭載。3つの録画ユニットそれぞれについて、「通常録画」か、タイムシフトマシンによる「まるごと録画」かを選択できるという。
例えば、すべてタイムシフトマシンに設定してWOWOWの3チャンネルを“まるごと録画”したり、お気に入りの放送局1つだけ常時録画とし、残りの2つは番組単位の録画に使うなど、ユーザーの録画スタイルに合わせて選択できる。なお、タイムシフトマシンでも最大12倍の長時間録画モードに加え、データ容量は増えるものの画質劣化のない「DRモード」を利用可能。3番組同時録画中に「スカパー!プレミアムサービスLink」を併用することもできる。
どちらもUSB外付けHDDによるストレージの増設に対応。USB外付けHDDで3番組同時録画も行える。外付けHDDは、市販のUSBハブを用いて最大4台を同時に接続可能だ。
録画モードは、画質劣化のない「DRモード」のほかに最大12倍の長時間録画(AVC録画)に対応。登録したキーワードやジャンルから対象となる番組を自動検索・自動録画する「おまかせ自動録画」もサポートした。おまかせ自動録画では、設定時に録画先を外付けHDDにすることもできる。
再生機能では、多くの番組の中から効率よく見たい番組を見つけられる「ざんまいプレイ」をサポート。また通常録画番組は、オートチャプターで番組本編だけを一発再生する「おまかせプレイ」に対応。一方のタイムシフトマシン録画番組では、放送時間の1/20単位でスキップできる「1/20スキップ」機能を利用できる。
このほか、フレーム単位のチャプター編集やプレイリスト編集、番組分割/結合といった編集機能、「おまかせプレイ」のプレイリストダビングなどもサポート。ネットワーク関連では、DLNA/DTCP-IPサーバ機能「レグザリンク・シェア」や「レグザAppsコネクト」に対応している。
本体サイズは、430(幅)×46(高さ)×210(奥行き)ミリ。重量は、DBR-T460が約2.8キログラム、DBR-T450は約2.5キログラム。
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