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モノのインターネット実現へ、Bluetooth SIGが「Bluetooth 4.1」を策定

Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)が、Bluetooth無線技術の最新仕様となる「Bluetooth 4.1」を策定した。ユーザーの利便性向上や、開発者向けの新機能が含まれている。

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 Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、12月5日にBluetooth無線技術の最新仕様「Bluetooth 4.1」を発表した。

 Bluetooth 4.1では、LTEとの共存のサポート強化や大量データの高速転送などでユーザーの利便性を向上させる。また、Bluetooth機器の多機能化をサポートする開発者向けに、1つのデバイスをBluetooth Smart周辺機器およびBluetooth Smart Readyハブ機器として同時に使える機能を追加。さらに、IPv6通信が利用可能な専用チャネルを構築することで、“モノのインターネット(IoT:Internet of Things)”実現に向けたIP接続への基盤作りも今回のリリースに含まれている。

 Bluetooth 4.1は、「共存」「接続性の改善」「データ転送の高速化と効率化」という3つの点がポイントとなる。まず共存は、LTEをはじめ最新の携帯電話技術とシームレスに連携できるよう設計。BluetoothとLTEの無線通信ではデータ転送が自動調整され、近い周波数帯との相互干渉が抑えられる。

 接続性の改善については、再接続にかかる時間を柔軟かつ可変に設定できることで、開発者はBluetooth接続の確立と維持を制御しやすくなる。また、デバイス間の距離が近くなった時点で自動的に再接続するため、例えばユーザーがデバイスを持って部屋を出ると別のデバイスに接続し、再び部屋に戻ると元のデバイスに再接続する、といったことが可能になる。

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