ソニー、ディフューザー搭載で音を広げたサウンドバー「HT-CT370」
ソニーは、ワイヤレスサブウーファーが付属するサウンドバー「HT-CT370」を5月末に発売する。入力端子はHDMI 3系統で、4K/60pパススルーをサポートした。
ソニーは4月14日、テレビ前に設置できるサウンドバータイプのサウンドシステム「HT-CT370」を発表した。新たにディフューザーを搭載し、スイートスポットを拡大した。ブラックとシルバーの2色を5月31日に発売する。価格はオープンプライス。店頭では3万7000円前後になる見込みだ(税別)。
同社のホームシアター製品でも最も人気がある「HT-CT660」の後継機。先代同様、ワイヤレスサブウーファーをセットにした2ピース構成だ。
横から見ると菱形をしているサウンドバーは、付属のスタンドを使って角度を2段階で調整可能。平置きの場合は高さが約50ミリ、斜め置き(25度傾斜)では高さが74ミリとなる。また、壁掛けにも対応。壁掛け時には、内蔵センサーで自動的に音場を切り替えるという。
スピーカー構成は2.1chで、前方のスピーカーだけで仮想的にサラウンドを再現する技術「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載。フロントスピーカーとなる60ミリコーン型フルレンジユニットは、その前面に音を拡散させるディフューザーを設け、音の広がりとスイートスポットの拡大を図った。一方のサブウーファーユニットには、100×150ミリ径の楕円形コーン型ユニットを搭載。フロント各34ワット、サブウーファーは約30ワットのアンプで駆動する。
BluetoothとNFCも搭載しており、スマートフォンなどの楽曲を手軽に再生できる。コーデックはSBCのほかにAACもサポート。またスマートフォンに専用アプリ「SongPal」を導入すれば、「HT-CT370」の設定や操作も行える。このほか、人の声を聞きやすくする「ボイスアップ」機能やテレビ番組のジャンルに合わせて音声モードを切り替える「ClearAudio+」といった機能も備えた。
入力端子はHDMI 3系統と光デジタル、ステレオミニ。HDMI接続では4K/60pのパススルーに対応した。
サウンドバーのサイズは900(幅)×50(高さ)×113(奥行き)ミリ、重量は2.4キログラム。付属のワイヤレスサブウーファーは135(幅)×361.5(高さ)×394(奥行き)ミリ。重量は7キログラムとなっている。
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