三菱電機、ブラシを大きく改良したサイクロン式掃除機:風神さまのお出ましだー
三菱電機が新たに発売するサイクロン式掃除機は、自走式パワーブラシに改良が加わり使いやすくなった。
三菱電機はサイクロン式掃除機の新製品「TC-ZXD30P」を発売する。2014年6月21日に出荷開始の予定。価格はオープンで、想定実売価格は8万円前後(税別)だ。
今回の新製品では自走式パワーブラシに改良が入って、掃除の効率が上がり、より使いやすくなった。最も大きな改良点は、ブラシが吸い込んだゴミをパイプに流す穴が2つに増えた点だ。従来品はブラシ中央に穴が1つあるだけだったが、これではブラシの中心から離れたゴミは吸いとりにくかった。そこで、穴を2つに分割して左右に配置した。これでブラシの端にあるゴミも吸い取りやすくなった。
パイプの継ぎ手を工夫も大きな改良点だ。家具の下や狭い空間にもブラシを滑り込ませることが可能になった。さらに、パイプの握り手の形を工夫して、パイプを上向きにして掃除することが楽になった。
回転してゴミをかき出す回転ブラシのメンテナンスにも配慮している。回転ブラシには毛や糸が絡みやすく、除去に手間がかかる。新製品では回転ブラシを横から簡単に引き抜けるようにし、回転ブラシのそばにカッターを仕込んで、回転ブラシを引き抜くだけで毛や糸を簡単に除去できるようにした。
スマートフォンと連動する機能も搭載した。パイプの握り手のあたりに3軸加速度センサーを搭載し、パイプを動かす手の運動を常に検知するようにした。パイプの動きのスピードや距離を計算し、スマートフォンに消費カロリーなどを表示できるようにした。
スマートフォン連動機能などを省いて、パワーブラシを穴が1つのものにするなどした廉価版「TC-ZXD20P」も発売する。価格はオープンで、想定実売価格は6万円前後(税別)。
関連記事
- バッテリーを本体から取り外して充電、シャープの新コードレスサイクロン掃除機「FREED」
シャープは、バッテリーが脱着可能なスティックタイプのコードレスサイクロン掃除機「FREED」(フリード)を発表した。本体ごとコンセントの近くに置く必要がない。 - わが家のダニと対面した結果――ダイソン「ハウスダスト実態調査」
エフシージー総合研究所の川上裕司博士とダイソンが共同で「ハウスダストの実態調査」を実施している。その第1回調査結果が発表されたので、モニターの1人として報告したいと思う。やっぱり……いたんです。アレが。 - イノベーションは常に起こせる――エアブレード発表から見えたダイソンの姿
日本ではダイソンを“掃除機などの家電メーカー”と認識している人が多いと思うが、それは表面的に見える部分だけ。実は「空気を動かす」技術に特化した研究開発とエンジニアリングの企業だ。 - ダイソンが新型キャニスター掃除機「DC63」を発表――2層のサイクロンで「フィルターに頼りすぎない」
ダイソンが新しいキャニスター型掃除機「DC63」を発売する。2層構造の「2 Tier Radial Cyclone」で、ハウスダストに含まれる微細なホコリまで確実に捉えるという。 - コードレスなのにパワフル――ダイソン「DC62」がやってきた
キャニスター式の国産掃除機が壊れた家庭に、救世主としてやってきたダイソンの「DC62」。コードレス式ながら、高い吸引力をウリにするこの製品の使い勝手をリポートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.