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ソニー、4K試験放送に対応するための基盤交換を一部の液晶テレビで実施:アップデート対象製品は一部
ソニーはすでに販売を終了している液晶テレビで、4K試験放送に対応するために基盤交換が必要であることを明らかにした。対象製品は2製品のうち一部にとどまる。
ソニーは液晶テレビ「KD-65X9200A」「KD-55X9200A」で4K試験放送を視聴するには基盤交換が必要になる場合があることを明らかにした。交換対象は2製品のうち一部。交換対象となるかどうかは同社のWebページで製品の製造番号を入力することで確認できる。
確認の結果、交換が必要だと判明した場合はソニーに交換を依頼することになる。交換の受付方法は2014年7月にWebページで明らかにするとしているが、ユーザー宅に訪問して基盤交換という形になる(無償)。
ソニーによると、基板を交換することで、4K映像などのコンテンツに対する著作権保護技術であるHDCP 2.2に対応するという。交換の必要がない製品はすでにこの機能に対応している。ソフトウエアアップデートを実行して、バージョンPKG 4.001JPA以降にすることでHDMI 2.0の4k/60p信号伝送に対応する。あとは4K対応チューナーを用意すれば4K試験放送視聴の準備が整う。
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