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4Kテレビの先が見えてきた――2015 CES振り返り(前編)麻倉怜士のデジタル閻魔帳(4/4 ページ)

2015 International CESのトレンドは今回も4Kテレビだった。しかし、AV評論家の麻倉怜士氏によると、過去数年とは少し様子が違っていたという。4Kテレビに加わる付加価値とは?

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8Kも通る「SuperMHL」

麻倉氏: これまでは据置型プレイヤーとテレビのデジタル接続はHDMIで、ポータブル機器とテレビの間はMHLというすみ分けでしたが、今後は逆転しそうです。8K信号が通るインタフェースとして新たに「SuperMHL」が登場しました。


「SuperMHL」のケーブルを持つ麻倉怜士氏

――なぜHDMIではなかったのですか?

麻倉氏: 日本メーカーでは2016年の春には8Kテレビを出したいと考えています。そうすると、遅くとも今年の秋には設計を開始しなければなりませんが、これまで8Kの通るインタフェースが存在しませんでした。また、HDMIアライアンスは大所帯すぎて意見がまとまらない可能性が高い。そのため、急きょ作った8K向けの新しいインタフェースがSuper MHLです。MHLは、ノキア、サムスン、シリコンイメージ、ソニー、東芝の5社だけで決められるので話が早いのです。


「SuperMHL」のコネクター。HDMIより大きめで、リバーシブル仕様になっている。裏表を気にせずに接続できる

麻倉氏: HDMIとMHL、まるで親戚同士の争いのようですが、8K時代にどちらが主役を担うか、見どころの1つになりそうですね。

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