その名は「全自動DIGA」、パナソニックから新しい全録レコーダー3機種が登場――最大10チャンネルを21日分キャッシュ
パナソニックは、全録機能「チャンネル録画」を強化した新DIGA「全自動DIGA」3製品を発表した。面倒な作業はいらない便利な生活を提案するという。
パナソニックは3月31日、Blu-ray Discレコーダーの新製品「全自動DIGA」3機種を発表した。面倒な録画予約やHDD残量の心配も不要にする全録機能「チャンネル録画」に対応したレコーダーの新モデル。「面倒な作業は“何もしなくてもいい”、テレビ番組が自由に楽しめる便利な生活を提案する」(同社)。
ラインアップは、6TバイトHDDと地デジ11基、BS/110度CS6基のチューナーを内蔵する最上位モデル「DMR-BRX6000」など3モデル。BRX6000の場合、最大10チャンネルを21日分まるごとキャッシュできる。価格はすべてオープンプライスで、5月22日に発売する予定だ。
型番 | DMR-BRX6000 | DMR-BRX4000 | DMR-BRX2000 |
---|---|---|---|
内蔵HDD | 6Tバイト | 4Tバイト | 2Tバイト |
チューナー数 | 地デジ×11、BS/110度CS×6 | 地デジ×7、BS/110度CS×6 | |
全録機能 | 最大10チャンネルを21日間 | 最大6チャンネルを36日間 | 最大6チャンネルを16日間 |
実売想定価格 | 21万円前後 | 16万円前後 | 10万円前後 |
発売日 | 5月22日 |
BRX6000は計8基、BRX4000とBRX2000は計4基のチャンネル録画専用チューナーに加え、通常録画用チューナー(地上デジタル/BS/110度CS対応)を3基搭載。通常録画用チューナーのうち2基までを“追加チャンネル”としてチャンネル録画に割り当てることができる。録画モードは、放送波をそのまま記録するDRモードから最大15倍の長時間モードまで22段階を用意した。なお、BRX4000とBRX2000の場合は追加チャンネルのみDR〜1.8倍速を利用できるという。
USB接続の外付けHDDもサポート。例えばBRX6000に3Tバイトの外付けHDDを追加した場合、内蔵HDDのチャンネル録画領域(5750Gバイト)と合わせ、最長43日分の録画が可能だ(内蔵HDDに6基、外付けHDDに4基のチューナーを割り当てた場合)。
見たい番組を見つける方法
見たい番組は、電源オンで起動する「新着番組」などで探し出せる。ここから視聴履歴をもとに“よくみる番組”の未視聴回をリストアップする「よくみる番組」、あらかじめ設定した番組名やタレント名で番組およびシーンをフォルダ分けした「お気に入り」、同社のネットサービス「ディモーラ/ミモーラ」を活用した「録画数ランキング」や「話題の番組・ニュース」など、興味のある番組を探し出すための機能を充実させた。
録画番組を視聴中に、リモコンの上下左右キーを押すと、その時間帯に放送されていた他チャンネルの番組、あるいは同局の前後の時間の番組を確認できるのも特徴だ。従来のようにチャンネル録画一覧にわざわざ戻る必要はない。リアルタイムの放送を視聴しているような感覚で番組を切り替えることができる。
また番組の視聴中または再生中に、リモコン背面の「モーションボタン」を押して上下左右にリモコンを振ると、視聴中番組のシーン一覧を表示したり、再生中の番組とよく似たジャンルの録画番組一覧が表示される。
リモコンも大幅に進化した。BRX6000/BRX4000には、マイクや重力センサーを搭載した「ボイス&モーションリモコン」が付属。レーザーポインターを操作するイメージで直感的に画面操作が行えるという。例えばチャンネル録画一覧や番組表で「モーションボタン」を押すと、日付表示や時間表示がモーション操作用の画面に切り替わり、目的の日時へ簡単に画面を移動できる。
4Kアップコンバートや4Kカメラ撮影動画の保存と再生など、4K対応機能も搭載。また外出先のスマートフォンなどでDIGAに録画した番組を視聴できるリモート視聴機能「外からどこでもスマホで視聴」、ハイレゾ音源ファイルにも対応したDLNAサーバ機能、映像配信サービス「NETFLIX」(ネットフリックス)対応、SeeQVault対応の外付けHDDサポートなど、新技術や新サービスも積極的にカバーしている。なお、ハイレゾ音源については「e-onkyo music」で購入した楽曲の自動ダウンロードする機能にも対応した。
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