東芝、5ミリ厚の釜底を採用したIHジャー炊飯器3モデル6機種発売――「RC-10/18VXJ」など:「麦ご飯」専用コースも新設
東芝ホームテクノは、麦ご飯専用コースを設けたIHジャー炊飯器「RC-10VXJ」「RC-18VXJ」など3モデル6機種を発表した。価格はすべてオープン。6月より順次発売予定で、予想実売価格は3万円前後から。
東芝ホームテクノは2015年5月18日、IHジャー炊飯器「RC-10/18VXJ」など3モデル6機種を発表した。価格はすべてオープンプライス。発売は6月中旬より順次で、いずれも本体色は、グランホワイトまたはグランレッドの2種類。
ハイエンドモデルIHジャー炊飯器「RC-10/18VXJ」
「RC-10/18VXJ」は、真空圧力IH方式を採用した上位モデル。発売は7月上旬予定で、予想実売価格は炊飯容量1リットルの「RC-10VXJ」が6万5000円前後、炊飯容量1.8リットルの「RC-18VXJ」が6万8000円前後(いずれも税別)。
真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10VXJ」。内釜は独自の鍛造製法で、気泡のない、緻密な鍛造厚釜に仕上げ熱伝導の良いアルミと一体成形。独自の溶湯鍛造製法による高圧成型後に一品ずつ、内面と外面を丁寧に削り出して丸釜の形状に仕上げている
最大の特徴は、「鍛造かまど本丸鉄釜」の採用だ。熱対流を生む上部のすぼまりと側面の丸み、熱を蓄える厚さ5ミリの釜底などの羽釜独特の形状を内釜で実現し、さらにIH方式の発熱体に発熱効率の高い鉄を用いた。同社は「かまど炊きのような熱対流と、大火力での加熱により、炊きムラを抑えお米の一粒一粒をふっくらと仕上げる」としている。両モデルは、いずれも最大消費電力1420ワットの大容量タイプ。
また、真空ポンプでお米のうまみを引き出す「真空うまみ引き出し」機能を採用。真空と常圧を繰り返すことで、まんべんなく吸水させ、お米本来のうまみ(甘み)を引き出すとうたう。
さらに、沸騰初期の高火力での連続沸騰と、東芝独自の釜底WAVEから噴き上げる強い泡によって、熱の通り道が確保する「高火力カニ穴沸騰」を取り入れた。
本体サイズと重量は、RC-10VXJが270(幅)×360(奥行き)×229(高さ)ミリ、重量は約6.2キロ。RC-18VXJが297(幅)×387(奥行き)×267(高さ)ミリ、重量は約7.7キロ。
ミドルレンジモデルIHジャー炊飯器「RC-10/18VSJ」
「RC-10/18VSJ」は、基本機能をRC-10/18VXJからほぼ継承しながら、内釜に「鍛造かまど銅釜」を採用したミドルレンジモデル。発売は6月中旬の予定。予想実売価格は、炊飯容量1リットルの「RC-10VSJ」が4万3000円前後、炊飯容量1.8リットルの「RC-18VSJ」が4万6000円前後(いずれも税別)。
上位モデルとの相違点は最大消費電力で、RC-10VSJが最大1250ワット、RC18VSJが最大1400ワットとなっている。
本体サイズおよび重量は、RC-10VSJが269(幅)×333(奥行き)×228(高さ)ミリ、重量は約5.5キロ。RC-18VSJが299(幅)×364(奥行き)×267(高さ)ミリ、重量は約6.8キロ。
ベーシックモデルIHジャー炊飯器「RC-10/18VRJ」
真空IHタイプの「RC-10/18VRJ」は、RC-10/18VSJと同じ鍛造かまど銅釜を採用したベーシックモデル。上位モデルで採用された「真空うまみ引き出し」機能や、「高火力カニ穴沸騰」などは省かれている。発売は6月中旬の予定だ。
予想実売価格は炊飯容量1リットルの「RC-10VRJ」が3万円前後、炊飯容量1.8リットルの「RC-18VRJ」が3万3000円前後(いずれも税別)。
本体サイズと重量は、RC-10VRJが264(幅)×326(奥行き)×217(高さ)ミリ、重量は約4.7キロ。RC-18VRJが295(幅)×362(奥行き)×256(高さ)ミリ、重量は約5.9キロ。
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