4K対応にBluetooth、ヤマハから新エントリーAVアンプ「RX-V379」
ヤマハは、AVアンプの新しいエントリーモデル「RX-V379」を発表した。ネットワーク機能などを省いた5.1ch対応のシンプルモデルだ。
ヤマハは5月20日、AVアンプの新しいエントリーモデル「RX-V379」を発表した。ネットワーク機能などを省いた5.1ch対応のシンプルモデルだ。価格は4万8000円(税別)で、6月上旬に発売する。
昨年3月に発売した「RX-V377」の後継機。新たに4Kパススルー対応のHDMI端子を搭載したほか、Bluetooth対応、内蔵FMチューナーのFM補完放送対応といったアップデートがある。
Bluetoothは、Ver.2.1+EDRで、プロファイルはA2DPをサポート。コーデックは通常のSBCのみとなるが、独自の「ミュージックエンハンサー」を搭載しており、圧縮音声で不足しがちな高音域と低音域を拡張。音の明瞭(めいりょう)感や立体感が出るという。
HDMI入力は4系統、出力は1系統。入力のうち、1系統は4K/60p(4:2:0)伝送とHDCP2.2をサポートしており、4K対応チューナーなどを接続すれば高精細な映像をシアターサウンドとともに楽しめる。ほかに音声入力として光デジタル×3、同軸デジタル×2、ステレオRCA×3、ステレオミニ×1を備える。アナログ映像入力は3系統(コンポジット)。
ディスクリート構成のパワーアンプ(定格出力100ワット)を5ch搭載。独自の音場技術「シネマDSP」をはじめ、リアスピーカーをフロントスピーカーと並べて前方に配置しても臨場感を維持できるという「バーチャル・シネマフロント」、自動音場設定システム「YPAO」などで使用する部屋に合わせたセッティングが可能だ。
内蔵DACは、TI(バーブラウン)製の192kHz/24bit対応チップで、Blue-ray Discに収録されたハイレゾ音源などを再生できる。DLNAやUSB入力は備えていない。
本体サイズは435(幅)×151(高さ)×315(奥行き)ミリ。重量は7.4キログラム。AM/FM用のアンテナやYPAO設定用マイクなどが付属する。
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