J:COM、4K VoD商用サービスを5月29日にスタート――新STBも登場
ジュピターテレコムは、商用の4K VoDサービスを5月29日から提供する。8月までに31タイトルを用意する計画だ。
ジュピターテレコムは、商用の4K VoD(ビデオオンデマンド)サービスを5月29日から提供すると発表した。4K対応の新しいSTB(セットトップボックス)を使い、「J:COMオンデマンド」で4Kコンテンツを楽しめるようになる。
4Kコンテンツは、J:COMグループのアスミック・エースが配給する邦画の4K独占配信をはじめ、ドキュメンタリーやバラエティ、紀行、グラビアなど、8月までに31タイトルを用意する計画だ。8月末まではすべての4Kコンテンツを追加料金なしで視聴できる。また今後はハリウッド映画の配信やJ:COMオリジナルコンテンツの制作も検討していく。
新STB「4K Smart J:COM Box<録画機能付き>」はレンタルのみの取り扱いで、J:COM TVサービス加入者に月額1700円(税別)のオプションサービスとして提供する(長期契約の場合は月額1300円)。申し込みの受付は5月22日に開始するが、Webからの申し込みは25日から。また旧JCNエリアのケーブルテレビ局でも7月1日から4K VODを提供する計画で、申し込み受付は6月中旬以降を予定しているという。
「4K Smart J:COM Box<録画機能付き>」は、地上/BS/CATVチューナーを3基搭載し、2TバイトのHDDに2番組同時録画(+視聴)が可能だ。本体サイズは370(幅)×250(奥行き)×55(高さ)ミリ。重量は約2.6キログラム。なお、4K VODを視聴する際にはHDCP 2.2に対応したHDMI 2.0入力端子を持つ4Kテレビが必要となる。
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