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シャープ小型冷蔵庫で無料点検・修理を実施、サーモスタット内部に水侵入で発煙、発火の恐れ:霜取りの放置が原因
シャープが9月7日、小型冷蔵庫「SJ-H8W/Y」の無料点検・修理を実施すると発表。庫内の水が温度調節部品(サーモスタット)内部に侵入し、発煙・発火する恐れがあるという。
シャープは9月7日、発煙・発火の恐れがある小型冷蔵庫の無料点検・修理を実施すると発表した。対象は2012年2月から15年8月までに輸入・販売した「SJ-H8W」「SJ-H8Y」(容量75リットル、1ドアタイプ)で、庫内の冷却器に付着した大量の霜が溶けた水や結露による水が温度調節部品(サーモスタット)内部に侵入し、異常が生じて発煙・発火する恐れがあるという。
対象2機種は直冷式で、庫内製氷部にある冷却器に霜が付着した場合は手動で霜を除去する必要がある。霜取りをせず放置したり、ドアの密閉が不完全だったりすると、霜が大きく成長してコントロールボックス内のサーモスタットに水が浸入する可能性がある。
同社によると、人的被害に至る事故は起きていないが、庫内の一部が焼損する事故1件を確認しているという。専用フリーダイヤルと同社Webサイトで修理と点検を申し込める。
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