ついにハイレゾ再生に対応した卵形USBスピーカー、オラソニック「TW-S9」登場
東和電子は、USBパワードスピーカーの新製品「TW-S9」を10月下旬に発売する。新たに96kHz/24bit対応のDACとツィーターを搭載。PCとつないで手軽にハイレゾ再生が楽しめる。
東和電子は9月10日、USBパワードスピーカー「TW-S9」を発表した。新たに96kHz/24bit対応のDACとツィーターを搭載し、PCとつないで手軽にハイレゾ再生が楽しめる。10月下旬に発売予定。市場推定価格は2万3630円(税込)。
定在波が発生しにくい卵形のキャビネットを採用したPC用スピーカー。2010年に登場し、「外観や価格からは想像しにくいほど音がいい」と話題になった「TW-S7」の上位モデルに位置づけられる。
60ミリ径のフルレンジユニットはTW-S7と同じだが、さらに25ミリ径ソフトドーム型スーパーツィーターをフルレンジの同軸上に配置。20ミリ径の大きなマグネットで駆動することで4万5000Hzと人の可聴域を超える周波数帯域まで再生できるようになった。また背面にはプレッシャーボード付きの70ミリ径パッシブラジエーターをやはり同軸上に配置。低位共振を利用してアコースティックに低域を増強する。
内蔵アンプには、独自のSCDS(Super Charged Drive System)を採用。大容量コンデンサーに電力を蓄えておき、パワーが求められるところではコンデンサーからも電力を取り出す仕組み。これによってUSBバスパワーでありながら、各チャンネル最大25ワット相当という出力を実現した。「従来機のTW-S7では最大20ワットとしていたが、USB3.0のパスパワー電流が900ミリアンペアに強化されたため、パワーも引き上げることができた」(同社)。接続したUSB端子の規格に応じて電流を自動判別するACDCS(Automatic Current Detection Conversion System、電流可変切替システム)も新しい。
このほか、ポータブルオーディオ機器との接続を想定して3.5ミリステレオミニのアナログ外部入力も装備。「ポータブルオーディオファンは増えているが、自宅ではスピーカーで“いい音”を楽しんでほしい」(同社)。
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