Bluetoothでスマホと連携する体温計を使ってみた:橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)
そろそろインフルエンザなども気になり始める季節。専用アプリをインストールしたiPhoneやAndroidスマートフォンと連携して、データを記録・管理することができる電子体温計を購入したので紹介しよう。
ペアリング後は自動的にデータ転送
Bluetooth連携を行う場合は、専用アプリをインストールしたiPhoneまたはAndroidスマートフォンをペアリング可能な状態にしたうえで、UT-201BLEのスイッチを入れる。「L」が表示されているときに電源スイッチを押すと、約60秒間、「Pr」と表示されて、iPhone/Androidスマートフォンから発見可能となる。
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ペアリングを完了したあとは、UT-201BLEで体温を測定すると、測定値が自動的にiPhone/Androidスマートフォンに送信される。筆者はiPhone 6で試してみたが、とくに問題なく通信を行えた。
なお、外出時に測定した場合など、スマートフォンが測定データを受信できなかった場合でも、測定データは測定時刻とともにUT-201BLEのメモリに保存されて、帰宅して接続が成功したときにまとめて送信される。
保存しておけるデータの数は90データまでで、それを超えた場合は最も古いデータが消去されて新しいデータが保存される。一方、UT-201BLE内に保存された測定データは、スマートフォンに転送後は本体内のメモリからは自動的に消去される。
なお、UT-201BLEには時計が内蔵されており、測定データには測定日時が含まれている。時刻は接続するiPhone/Androidスマートフォンのアプリによって自動的に調整される仕組みだ。
測定データの推移をグラフ表示
iPhone/Androidスマートフォンに転送したデータは、アプリ上ではグラフを使って推移を確認できる。グラフは日・週・月と3つの表示方法を選ぶことが可能で、例えば風邪で熱を出したときに1日の体温の変化を確認したり、1カ月間の基礎体温の変化を記録したりと、さまざまな使い方ができる。
UT-201BLEは、体温の測定方法は一般的な体温計とほとんど同じで、また、測定データのiPhone/Androidスマートフォンへの転送も自動的に行われるのは手軽だ。あらかじめペアリングさえ行っておけば自動的に体温の変化を記録してくれるので、測定およびデータ転送だけならばお年寄りでも簡単に使えるだろう。
液晶画面がとにかく大きく、表示が見やすいのもうれしい。測定データを保存するためのメモリが豊富なのも便利だ。普通の体温計に比べて少し高価な点が気になるが、スマホ連携に必要性を感じる人なら納得できるのではないだろうか。例えば定期的に体温を測定して記録しているような人、クラウド上の健康管理サービスを利用してみたい人などには、かなり魅力的だと思う。
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