ダイソン、2015年度は「記録的な成長を達成」――2016年度には次世代モーターが登場
ダイソンが2015年度の業績を発表した。昨年に続きコードレス掃除機が牽引役となり、売上高は前年度比26%増の17億ポンドを記録。
ダイソンは3月23日、2015年度の業績を発表した。昨年に続きコードレス掃除機が牽引役となり、売上高は前年度比26%増の17億ポンド(約3060億円)で、利益も19%増の4億4800万ポンド(約806億4000万円)に拡大。「記録的な成長を達成した」という。
2015年度にダイソンが送り出した新製品は17機種で、販売台数は1000万台。空気清浄機能付きファンや加湿器などアジア圏を想定した空調家電も強化し、とくに中国市場ではビジネス規模が3倍以上になるなど成長が著しい。同社CEOのマックス・コンツ氏は、「2015年はアジアとヨーロッパ全体で顕著な成長が見られた年だった。これは世界中の人々がより良いテクノロジーを求めていることの現れ」とコメントしている。
2016年度は、日本で先行販売しているロボット掃除機「Dyson 360Eye」を世界展開するほか、中国市場に空気清浄機能を搭載した製品を導入する見込み。また「Dyson Airblade」や「Jake Dyson Lighting」などプロフェッショナル製品群でも新製品の投入を予定している。一方で東京・表参道にオープンした「ダイソン表参道」と同様の直営店舗をロンドンのオックスフォード・ストリートなどに展開する計画もある。
コアテクノロジー分野では、掃除機や空調製品の核となる、デジタルモーターとバッテリー技術への投資を継続する。中でもデジタルモーター技術については「精巧な技術の次世代版がまもなく公開される予定」としている。
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