空気のヨゴレがまるわかり! スマホにつながるダイソンの空気清浄機能付きファン「ピュア クール リンク」はここがスゴイ(2/2 ページ)
ニュースでは連日のように大気汚染や地球温暖化に関連する話題が取り上げられているが、自分を取り巻く環境について知る機会は少ない。しかし、それを“見える化”できて、同時に対策にもなる家電があったらどうだろう。「Dyson Pure Cool Link」を使ってみた。(提供:ダイソン株式会社)
運転モードを「オート」にしておけば、ダイソン ピュア クール リンクが部屋の空気の状態に応じて風量を自動的に切り替えて、空気をいつもキレイな状態に保ってくれる。空気がキレイな場合は、本体に搭載する「Aマーク」のLEDが緑色に、汚れてくると白色に点灯する。オートモードではアプリで設定した「空気質の目標値」に従って、本体を稼働させる時間をコントロールすることもできる。目標値を「ホコリや花粉にとても敏感。」としておくと、より長い時間に渡って空気を洗浄し続ける。また設定した時間に本体の電源をオフにするタイマー機能も付いている。
屋外側の空気モニターは、天気を示すアイコンから温度・湿度、PM2.5のレベルまで表示する。ユーザーの居住地を登録しておけば、周辺の空気のコンディションが一目瞭然(りょうぜん)。外の空気に関する情報は、ビッグデータ分析のエキスパートであるBreezoMeterのサービスとの連携によって表示している。
家のかたちをしたアイコンの左下にはグラフ機能、右下にはリモコン機能へのリンクがある。グラフ機能からはダイソン ピュア クール リンクの稼働時間や、室内の空気の状態、湿度や平均温度などが時系列で読み取ることができる。フィルターの寿命もこの画面から常時モニタリングができて便利だ。
リモコン機能には本体電源のオン/オフとオートモードの切り替え、10段階での風量調整と、首振りや夜間の就寝中にも便利な低騒音動作の「ナイトモード」への切り替え、さらにはタイマースケジュールの設定メニューが並ぶ。例えば風量を「3→10」へ一気に上げるといったような、物理リモコンではボタンをワンステップずつ動かさなければならない操作もアプリならタップ一発だ。
Dyson Link アプリでは、外出先からでもインターネット経由で自宅のダイソン ピュア クール リンクを動かしたり、空気の状態がモニターできるので非常に便利。屋外からでも、屋内で使う場合とまったく同じ機能が使えるし、レスポンスも鈍ることがなかった。1台のダイソン ピュア クール リンクに、家族がそれぞれのスマホやタブレットからアクセスできるので、家族みんなの空気への関心が高まってくる。Android/iOSアプリともに使える機能やレイアウトはほぼ一緒。スマホをAndroidからiPhoneに乗り替えた場合でも違和感なく使い続けられそうだ。
空気を浄化し、涼しい風も――まさに1台2役
扇風機/サーキュレーターとしての基本性能についても触れておきたい。マニュアルで風量を調節する際には、「1〜10」の全10段階で設定が切り替えられる。「5」以上を選ぶと運転音がはっきりと聞こえるようになるが、6畳ぐらいの部屋で端から端まで、さわやかな風が届くぐらいの十分な風量が得られた。お風呂上がりで一気に涼みたい時や、家族が広いリビングに集まる時にも十分対応できる。
首振り機能が付いているので、部屋のコーナーに置いて使えば、部屋中に心地よい風を届けることができる。また大きく見えるタワーファンだが、実のところ本体は女性でも簡単に持ち上げられるほど軽い。リビングやキッチン、子供部屋など家中どこにでも手軽に移動し、それぞれの場所で空気をきれいにしたり、扇風機として使えるため、まさに1台2役。わが家でも縦横無尽の活躍をみせてくれた。
空気清浄機として長時間、動かす時には「3〜4」の設定が最適だ。6畳程度の部屋であれば、これぐらいの風量で運転を続けると空気の質もほぼ「きれい」をキープできる。また、夜中の運転時には新設された「ナイトモード」が断然おすすめ。寝ている間はオートモードと併用すれば、ダイソン ピュア クール リンクが空気の状態をモニターしながら静かに部屋の空気を整えてくれる。そのためか、いつもよりもぐっすりと眠れて、朝は気持ち良く目覚めることができた。リモコンからナイトモードにシフトすると、本体正面のLEDディスプレイの明るさが落ちるので、部屋を真っ暗にしないと眠れないという方も安心だ。
室内の空気は“屋外の5倍”汚れている
WHO(World Health Organization:世界保健機関)のヨーロッパ支社から出版されている文献によれば、私たちは普段、自宅や職場、学校など異なるロケーションを往来しながら、1日のうちの約9割の時間を屋内・室内で過ごしているそうだ。しかも、筆者を含めて恐らく多くの方々が抱いている「家の中の空気は屋外よりもキレイ」という先入観は実は間違いで、チリやホコリ、カビに化学物質、ペットの毛に揮発性有機化合物(VOC)などが浮遊する室内の空気は、屋外と比べて最大で5倍近く汚れているということが、「ヨーロッパ呼吸器ジャーナル」の調査で明らかにされている。
今回、筆者もダイソン ピュア クール リンクを使ってみて、部屋の空気をに対する関心が多いに高まった。初めてわが家の寝室に設置した時、空気が「やや汚れている」と表示され、家人ともども慌てふためいたものだ。それからひとしきりダイソン ピュア クール リンクを動かし、表示が「きれい」に変わった時には何ともいえない安心感を味わった。その後は身のまわりの空気をなるべくきれいに保ちたいという意欲がわき、家人とダイソン ピュア クール リンクの奪い合いになることもしばしば。さらに使い慣れてくると、週ごと・日ごとのグラフを見て予約運転の機能も活用しつつ、1日の中でわが家の空気を効率よくきれいにするスケジュールも立てられるようになった。
Dyson Link アプリで外出先にいながらわが家の空気がいつでもモニターできるのもいい。子どものいる家庭では空気の質にも気を配るべきろうし、ペットを飼っているなら動物由来のアレルゲンも気になるだろう。まして花粉症の人なら、住んでいる地域のPM2.5飛散量まで分かるダイソン ピュア クール リンクが花粉対策に役立つはずだ。空気の質をチェックすることは毎日の健康維持につながる。
空気がキレイになると、気持ちも次第にポジティブになって生活にうるおいがプラスされてくる。毎日の身だしなみを整えるような感覚で、室内の空気の質にもきちんと目を向けてみてはいかがだろうか。“豊かな生活”とは何か? ダイソン ピュア クール リンクは、その視野を広げてくれるスマートな家電だった。
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