先端ガジェットが集まる「+Style」に11製品が登場――軍事技術を応用したディスプレイ付きゴーグルなど
もの作り支援プラットフォーム「+Style」に8月に登場予定の新製品がお披露目された。軍事技術を応用したウェアラブルグラスなど、11製品が新たにラインアップに加わる。
クラウドファンディングや先行販売などを通して、先進的なデジタルガジェットの商品化や企画のブラッシュアップなどを実現するプラットフォーム「+Style」に8月に追加する新製品ラインアップを発表した。新たに加わるのは11製品で、8月に順次webサイトで情報を公開していく予定だ。
ショッピングに7製品が登場
Solos(Kopin Corporation)
米国の自転車競技の代表チーム「USA Cycling」も採用しているという、ディスプレイ付きのウェアラブルグラスがKopin Corporationが開発した「Solos」である。日本ではBlueGreenGropuが販売する。小指の爪くらいの大きさのディスプレイがグラスの右側に付いていて、かけると専用アプリの情報を受け取り、走行中の速度やペースなどのデータを表示する。オリンパスの光学技術「瞳分解方式」を採用するのが特徴で、視界をほとんど遮らずに情報が確認できるという。
Move It(Eggplant Technologies)
Eggplant Technologiesが開発した「Move It」は、縄跳び、腕立て伏せ、腹筋ローラーなど、4種類のトレーニング機器がセットになったデバイス。スマートフォンアプリで各器具専用のメニューを選び、自宅にいながらジムのようなトレーニングが可能です。ハンドル部分が着脱式でここを各デバイスに付け替えて利用するのが特徴です。国内ではライテックが取り扱います。
UP3 阪神タイガースモデル(Jawbone)
JawboneのUP3といえば、日本でも人気の活動量計の1つ。心拍計測機能を持つのが特徴で、身に着けているだけで歩数などの活動量、睡眠の質などをデータ化することができる。このUP3に、専用のロゴなどを入れたオリジナルモデルが阪神タイガースモデル。50セット限定で藤浪晋太郎モデルも用意している。
Conteホームサービス(ピクセラ)
ピクセラがコンシューマー向けに提供しているホームIoTサービスが「Conte」だ。Z-waveという無線通信企画を使って各種センサーとセンサーゲートウェイをつなぎ、子どもの見守りや防犯などに活用できるサービスを月額500円から提供している。そのConteのラインアップに組み合わせられる「煙探知センサー」や、ジェスチャーの認識ができる「Fibaro ジェスチャーI/F」が購入可能になる。
Friendsbot(Pamily)
衝撃を与えると、色が変わったり回転したりする犬向けの玩具。スマートフォンと接続し、Bluetooth経由でコントロールしたり、時間を設定して自動的に動かすことなどができる。猫用のモデルも用意しているという。
Kamigami Robots(Dash Robotics)
虫やは虫類などからヒントを得た動きをする、プラモデル的なキットから組み立てるロボット。スマートフォンのアプリから自由に操作できるほか、専用アプリでドラッグ&ドロップによる簡単なプログラミングでカスタマイズもできる。日本ではアイコンが扱う。
ハローキティーフォン +Styleオリジナルセット(オーラ)
ハローキティーを忠実に再現した携帯電話。Android OSをベースに作っており、電話、SMS、電話帳が利用可能。SIMフリーモデルとして販売される予定だ。ファームウェアアップデートによる機能強化が可能で、発売のタイミングでいくつか機能を追加しようと考えているという。+Styleでは、リップ型のモバイルバッテリーとオリジナルネックストラップが付く特別モデルとして販売される。
クラウドファンディングには4製品が追加予定
BioMan(AiQ Smart Clothing)
ライテックが扱うAiQの「BioMan」は、専用の心拍モニターを付けて利用できるシャツタイプの活動量計だ。スチールファイバーを含んだ生地を採用するシャツにBluetooth通信機能を持ったセンサーモジュールを取り付けることで、スマートフォン側でデータを集め、心拍数や活動量が確認できる。胸の両側にパッドがあり、バンドを巻くタイプの心拍計とほぼ同じような動きをする製品といえる。
ATKey.Pro(AuthenTrend Technology)
オープン認証規格「FIDO Universal 2nd Factor」に準拠した指紋認証デバイス。あらかじめ登録しておくことで、指紋による認証が利用できる。指紋は360度どの向きでも認識し、リストバンドのほか、キーホルダー型などいくつかのアタッチメントがあり、使い方に合わせて変えられる。
Herbs & Fish(ARKY)
ハーブなどの植物と、小型の観賞魚を一緒に育てられるデバイス。水槽内の水を上部の鉢植えに吸い上げ、ハーブなどの植物の養分にして、その水を再び鉢に戻す循環を組み込んでいる店がユニーク。水が汚れてくるとスマホアプリで通知が出る。癒やしをポイントに開発された製品で、日本市場向けにはBluetooth対応バージョンを提供予定。LEDライトのオンとオフ、ウォーターポンプの動作管理、金魚鉢の温度管理などが行えるようになるという。
Z-weather(Popp & Co.)
スマートホームに利用されるZ-waveに対応した気象デバイスが「Z-weather」だ。温度、湿度、光の強さ、風速、空気圧、露点の計測ができ、そのデータを元に天気の予測などが可能だ。また、Z-waveに対応したホームゲートウェイと他のIoT機器と組み合わせることで、気象現象をトリガーにしてカーテンや窓の開け閉めをする、といったこともできる。
関連キーワード
ハローキティ | アプリケーション | スマートフォン | ガジェット | ジェスチャー | 阪神タイガース | 活動量計 | ウェアラブル | バイオメトリクス認証 | クラウドファンディング
関連記事
- ものづくり支援プラットフォーム「+Style」に犬型ロボットや宙に浮くスピーカーなど10製品を追加
ソフトバンクは6月27日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)商品のものづくりを支援するプラットフォーム「+Style」(プラススタイル)に、新たに10製品を追加した。7月末までに順次プロジェクトを掲載する。その内、発表会で登場した9製品を以下で紹介する。 - 宙に浮く機能搭載のワイヤレススピーカー「Mars」 浮き上がる瞬間を動画でチェック
宙に浮くワイヤレススピーカー「Mars」は本当に宙に浮いているのか? 動画で検証した。 - その歩き方で大丈夫? 「ZIKTO Walk」で姿勢を正しく美しく!
最近、身に着けている人をたまに見るようになった活動量計。そんな活動量計に、非常にユニークな製品が登場しました。なんと姿勢をチェックして、よりよくするためのアドバイスまでくれるのです。 - 電球ソケットに挿せるAndroid搭載プロジェクターって?――開発者に聞く「Beam」の詳細
あるときはプロジェクター、またあるときはLEDライト、しかしてその実態はAndroidデバイス!? Beam Labs.が開発した多機能デバイスについて、開発者に詳しい話を聞いた。 - どの画面でも同じコンテンツを楽しめる世界を――Nextbitが「Robin」を作った理由
GoogleやHTCの元従業員が創業したベンチャー企業「Nextbit」。同社が開発したAndroidスマートフォンが日本でも注目を集めている。“クラウドファースト”をうたうスマホは、どのような経緯で生まれたのか。トム・モスCEOから話を伺った。 - iPhoneと連動するスマートな照明器具、ソニーの「マルチファンクションライト」導入記
ソニーの「マルチファンクションライト」がわが家に届いた。ソニーが得意とするセンサーやネットワーク技術を詰め込んだユニークなシーリングライトだ。今回は取り付け方から便利な機能までを紹介していこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.