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超絶スピードのAFと連写! ソニー「RX100M5」の進化っぷり(4/4 ページ)
ソニーのRX100シリーズがまた進化した。今度は超高速AFと超高速連写である。いやもうほんとに速かった。「DSC-RX100M5」である。
RX100シリーズ、どれを買うのがいい?
RX100シリーズがユニークなのは、2012年の初代「DSC-RX100」から2016年の「DSC-RX100M5」まで、すべてが現行モデルとしてラインアップされていること。最新モデルが一番高性能で幸せ、とはいえ、実売価格が大きく異なるのでどれを選べばいいかと聞かれるとかなり悩ましい。
初代RX100は非常に実売価格が安くて魅力的だが、画質にもレスポンスにも数年の差を感じてしまう。今から選ぶなら、M3以降にしたい。
M3から現行と同じ広角系の明るいズームになり、ポップアップEVF+180度チルト式モニターの構成となっているからだ。
4K動画が不要で、高速に動く被写体を撮るのでなければM3がお勧めだ。価格的にも10万円を切るなどコストパフォーマンスも悪くない。AFだってM5が速すぎるだけで、十分に快適だ。
M4から連写も速くなりスローモーション動画や4K動画も撮れるようになったが、M4の性能が必要なら、よりAFが高速で正確で連写も強くなったM5を選びたい。
M5レベルの高性能と価格帯になったなら、もうちょっと操作系もハイエンドユーザー向きに振ってほしいし、グリップもしっかりあってほしいし、タッチパネルもほしい気がするけれども、わたしの結論的としては、スナップ撮影用ならM3がコストパフォーマンス的にもお勧め、動画撮影や動体撮影を楽しむならM5へイっちゃえ、である。
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