ラーニングからコーチングへ、カシオが新機軸の英会話学習機「Lesson Pod」を発売
カシオ計算機は、新コンセプトの英会話学習機「Lesson Pod」(レッスンポッド)を発売する。自らユーザーに話しかけ、学習をリードする“コーチング”の学習機。英語を話すことに苦手意識を持っている人にも適しているという。
カシオ計算機が新コンセプトの英会話学習機「Lesson Pod」(レッスンポッド)を発表した。従来の「EX-word」などはユーザーが主体的に操作して学習する“ラーニング”メインの学習機だが、レッスンポッドは自らユーザーに話しかけ、学習をリードする“コーチング”の学習機だ。
レッスンポッドは、各種センサーと音声認識エンジン、同社の電子辞書「エクスワード」シリーズにも採用されている発話判定エンジンにより、対話形式のレッスンを可能にしたインタラクティブな英会話学習機。ユーザーに話しかけ、うまく話せなかったり、発音がおかしかったりするとアドバイスをくれるという。ただし、AI(人工知能)や音声合成機能を持ったロボットではないため、話す言葉はすべて録音したもの。正しい発音を学習するのに音声合成は適さないからだ。
白くて丸い本体には、目のような青いLEDが2つ点灯して親しみやすさを演出。口のような部分には人感センサーを備えており、人が近づくと英語であいさつする。本体はIPX 5/7(防浸形、防噴流形)準拠の上にバッテリー駆動も可能。お風呂やキッチンなど水まわりに置いても問題ないため、パーソナルな空間で英会話学習に集中できるという。「英語を話すことに苦手意識を持っている人、どうやって学習したら良いか分からない人などに対し、コーチングで解決する。日本人の思考に適した学習機」(同社)
レッスンには、大きく分けて2つのモードがある。生活に密着した日常会話が学べる“コミュニケーション”と、製品に同梱(どうこん)される冊子をベースに発音や文法などのレッスンを行う“コンテンツ”だ。コミュニケーションでは、現在時刻に応じて英語で話しかけてくるほか、ユーザーからあいさつしたり、日時を聞いたりするとレッスンポッドはリアクションをとる。ユーザーをリードし、反復、発音、文法といった英会話習得のポイントを抑える仕組みになっている。
本体にWi-Fiを内蔵しており、ホームネットワークを介してスマートフォンとの連携が可能。専用アプリ「Lesson Pod+」(iOS/Android)では、レッスンポッドの各種操作や状態の確認に加え、学習の進捗状況なども確認できる。
本体サイズは86(幅)×86(奥行)×111(高さ)mm。重量は約310g。付属の充電台は約85g。
レッスンポッドは、2月24日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では3万円前後になる見込みだ。
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