デロンギの最高峰、全自動コーヒーマシン「エレッタ」にできること
デロンギ・ジャパンは、全自動コーヒーマシンのフラグシップモデルとなる「エレッタ」を3月1日に発売する。豆挽きと抽出だけではなく、水の計量からコーヒー抽出後の内部洗浄に至る工程を“全自動”で行えるエスプレッソマシンだ。
デロンギ・ジャパンは、全自動コーヒーマシンのフラグシップモデルとなる「エレッタ」(ECAM45760B)を3月1日に発売する。豆挽きと抽出だけではなく、水の計量からコーヒー抽出後の内部洗浄に至る工程を“全自動”で行えるエスプレッソマシンだ。
エスプレッソは、深煎りのコーヒー豆を細かく挽いたコーヒーパウダーを用い、圧力をかけて抽出するのが基本。エレッタは、2L(リットル)の水と370gのコーヒー豆を入れておけるタンクを装備しているが、1度に淹れるコーヒーは1杯ずつ。抽出の直前に必要な量のコーヒー豆だけを低速回転のグラインダーで細かく挽く。低速回転のメリットは、均一に挽けることに加え、熱が少なく香りが逃げないことだという。さらに専用ボイラーで90度に熱した水を使い、内蔵ポンプで理想的とされる9気圧の圧力をかけ、コーヒーを抽出する。
エスプレッソ抽出の濃いコーヒーにミルクを加えるとカフェラテ、スチームミルク(泡立てたミルク)を足せばカプチーノ、スチームミルクを少しだけ加えればカフェマキアートとなる。エレッタにはミルクを泡立てるスチーム機能が付いており、ミルクと泡の比率が2:3という“黄金比”をいつでも実現できるうえ、プリセットメニューとして、「カプチーノ」「カフェラテ」などミルクの量や泡の状態を変えた7種を用意。カスタマイズ性も高く、好みに合わせて“泡の大きさ”まで調節できるという。
さらにドリップコーヒーが主流の日本市場に向けて開発した、「カフェ・ジャポーネ」機能を装備。エスプレッソ抽出とドリップを融合させ、コーヒー豆を蒸らしながら抽出する“深蒸しレギュラーコーヒー”を楽しめる。「エスプレッソのうまみとドリップのすっきりした後味を融合。芳醇な香りとうまみを凝縮した一杯」(同社)
さらにエレッタの場合、コーヒーを淹れた後の洗浄まで自動的に行う。ミルク簡易洗浄機能もあるため、ユーザーがやることは基本的にカス受けに溜まったコーヒーカスを捨てることだけだという。
デロンギは2016年にもハイエンドのエスプレッソコーヒーメーカー「プリマドンナXS」をリリースしているが、エレッタは豆や水といったサプライのタンク容量が拡大したほか、すべて前面からアクセスできるなど操作性を向上させている。その代わり、横幅が260mmとプリマドンナXS(195mm)より大柄だ。こうした違いで住み分けることで、エレッタとプリマドンナXSは同社エスプレッソメーカーの“双璧”になるという。
エレッタの外形寸法は、260(幅)×460(奥行き)×360(高さ)mm、重量は約11.5kg。価格は24万円(税別)。なお、デロンギでは3月1日から「デロンギ表参道」で全自動コーヒーマシンを購入した人を対象に「デロンギコーヒー講座」参加無料クーポンをプレゼントする。製品の使いこなしポイントが学べる講座のほか、「ラテアートコース」などもあるので、興味のある方はどうぞ。
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