高温多湿な日本の夏。夜になっても気温が下がらず、寝苦しさを感じている人も多いのはないでしょうか。快適に眠るためには温度や湿度の調節が有効ですが、同時に空気の“質”にも注目したほうが良いかもしれません。空気清浄機ブランドの“Blueair”(ブルーエア)を扱うセールス・オンデマンドが開催したセミナーで、快眠セラピストの三橋美穂さんが寝室環境について語りました。
三橋さんによると、睡眠の量と質がともに低下しがちな夏でもしっかりと寝るためには、夜よりも昼間の行動が重要。まず毎日決まった時間に起きて体内時計をリセットすること。日中は活動的に過ごし、疲れたからといって夕方に“うたた寝”などをしない。入浴は就寝の1〜2時間前として一度体温を高めるなど。これらを心がけることで、「寝室が快適なら、朝までぐっすり眠ることができます」(三橋さん)
眠気を高め、寝付きをよくするための基本ルール
- 体内時計を整える――毎日決まった時間に起きて体内時計をリセットすること
- 疲れをためる――日中は活動的に過ごし、疲れたからといって夕方にうたた寝などをしない
- 体温にメリハリを作る――就寝時に体温は下がるもの。お風呂は寝る1〜2時間前に入り、一度体温を高めることでリラックス。入眠しやすくなる
そして寝室を快適にするポイントは空気の質。人間は1分間に15〜20回の呼吸をします。1日では2万回以上となり、取り込む空気の57%は室内の空気だとされています。ところが、室内の空気がきれいだとは限りません。「寝室にテレビを置いている方は分かると思いますが、画面につくホコリの量がほかの場所よりも多いです。これは寝具の綿埃が多いから。また日本の寝室は狭く、壁とマットレスが密着している場所にはカビが発生しやすいので注意しましょう」
粉末状のハウスダストは人の動きなどで簡単に舞い上がり、空気を汚します。リビングなどに比べると寝室は換気の頻度が低いことも理由の1つ。「空気が汚れた空間で寝ると、人は無意識に呼吸が浅くなり、体の緊張がとれません。取り込む酸素量も減り、(体内に入った)異物を除去することにエネルギーを消費するため、就寝中に細胞の修復が後回しになってしまいます」
ハウスダスト対策という意味ではふとん掃除機なども注目を集めていますが、セールス・オンデマンドにでは空気清浄機は同時に寝苦しさ対策にも有効だと話しています。例えば人が寝返りをうって舞い上がったハウスダストも、空気の動きを作って素早く除去。このとき、空気が循環するため、寝ている人の体感温度も下がります。また空気清浄機をエアコンの吹き出し口と向かい合わせに設置すれば、冷気を部屋中に循環させるサーキュレーターのような役割をしてエアコンの効率運転にもつながります。
さらにブルーエア製品の場合、専用アプリ「Blueair Friend」を使ってスマートフォンなどの画面に空気の汚れを可視化することができます。本体に内蔵されたセンサーがホコリや臭い、二酸化炭素などを捉えてグラフ表示が可能。これを参考に換気や運転を行うといった判断ができます。
またアプリから「ナイトモード」を選択すれば、空気清浄機の運転スピード(駆動音)やステータスLEDの明るさなどを抑え、睡眠をじゃましないところもメリットです。「空気清浄機は使っていましたが、空気が変わりますね。朝の目覚めがすっきりしたという感想を持ちました」(三橋さん)
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