パナソニック、有機ELテレビに77V型の「TH-77EZ1000」を追加
パナソニックは、有機ELテレビ「EZ1000」シリーズに77V型の「TH-77EZ1000」を追加する。受注生産で9月22日に発売予定。
パナソニックは8月28日、有機ELテレビ「EZ1000」シリーズに77V型の「TH-77EZ1000」を追加すると発表した。受注生産で9月22日に発売予定。価格はオープンプライスだが、店頭では250万円前後(税別)になる見込みだ。
4K対応の有機ELパネルに画質処理エンジン「ヘキサクロマドライブPLUS」、テクニクスが手がけたサウンドバースタイルのスピーカーなど、基本スペックは6月に発売した65V型「TH-65EZ1000」を踏襲している。スタンドを兼ねたサウンドバータイプのスピーカーは左右のチャンネルにそれぞれ3Way7ユニット(ツイーター1、スコーカー2、ウーファー4)および2つのパッシブラジエーターをプラスした構成で帯域ごとに個別のアンプで駆動する方式。開発はテクニクスのHi-Fiオーディオエンジニアが手がけた。
77V型は現在流通している最大の有機ELパネル。LGエレクトロニクスやソニーが先行して採用しているが、パナソニックではプラズマテレビの経験を生かした画質チューニングをアピールする。「自発光方式の有機ELパネルは、その構造上、最適な制御を行うことで忠実な輝度を再現できる。プラズマテレビで自発光方式を知り尽くしたパナソニックならではの巧みなチューニングにより、暗いシーンでも豊かで滑らかな階調表現を実現した」(同社)という。「例えばプラズマは予備放電で黒が締まらなかった。一方で有機ELはなかなか(発光が)立ち上がらず、急に立ち上がるといったクセがある。こうした課題に直面したとき、プラズマの経験を生かして対応できた」(同社)
内蔵チューナーは3系統で、USB外付けHDD(別売)に2番組の同時録画が可能だ。HDMI入力4系統(ARC対応は1系統)。テレビスタンドを含む外形寸法は、1452(幅)×918(高さ)×330(奥行き)mm。重量は約44kg。
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