デノン、最新クラスDアンプ搭載の小型プリメイン「PMA-60」
デノンは「PMA-50」の後継モデルとなるUSB-DAC機能搭載プリメインアンプ「PMA-60」を10月下旬に発売する。クアルコムのデジタルアンプ「DDFA」もブラッシュアップ。
デノンは8月29日、「PMA-50」の後継モデルとなるUSB-DAC機能搭載プリメインアンプ「PMA-60」を発表した。価格は7万円(税別)で10月下旬に発売する予定だ。
クアルコムのデジタルアンプ「DDFA」(Direct Digital Feedback Amplifier)を初めて搭載した製品として注目を集めた「PMA-50」の後継機。DDFAは、2チップ構成だったPWMモジュレーターとフィードバックプロセッサーを1チップ化するなどブラッシュアップされ、これに伴って「周辺回路をシンプルにすることができ、 より音質を優先した回路設計と部品の選定が可能になった」(デノン)という。
USB-DAC機能は、DSD 11.2MHzおよびPCMの384kHz/32bitまでをサポート。Bluetooth/NFCも搭載し、コーデックはSBCのほかにAACやaptX Low Latencyに対応した。そのほか、192kHz/24bit入力に対応した光デジタル入力を2つ、同軸デジタル入力を1つ備えている。
本体上下のパネルには3mm厚のアルミニウムを採用して剛性を確保。表面にはサンドブラスト加工を施して高級感を演出している。外形寸法は200(幅)×86(高さ)×258(奥行き)mm(横置き時)。重量は2.7kg。
デノンによると、PMA-60はコンパクトでも「性能に妥協しながらフルサイズコンポを小型化したものではない。フルサイズに匹敵する音響性能と現代的なインテリアにマッチするデザインを兼ね備えたまったく新しいHi-Fiコンポとして開発した」(同社)という。同社は「デザイン・シリーズ」としてラインアップ化を図る方針で、同時にUSB-DAC機能などを省いた下位モデル「PMA-30」(税別5万円)も発表している。
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