“男おやつ”はすっかり定着?――男性社員の約9割は職場でお菓子を食べる
職場で人気のお菓子はチョコレート、あめ、キャラメルで、1週間のおやつ代は平均395円。職場でお菓子を食べる習慣は、男女を問わず定着したといえそうだ。電通消費者研究センター調べ。
電通消費者研究センターは3月30日、オフィスにおけるおやつ事情についての調査結果を発表した。同調査ではオフィスでお菓子を食べる時間帯や目的、オフィスで人気のお菓子、選ぶポイントなどについて尋ねている。調査対象は、20代から50代の男女600名で、男女比率は50%ずつ。
男性19%が「オフィスでお菓子をよく食べる」
職場でお菓子を食べるかどうか、という質問に対し、最も多かったのは「ときどき食べる」61.2%、「よく食べる」27.7%。まったく食べないと答えた人は11.2%しかいなかった。約9割の人がオフィスでお菓子を食べていることになる。
男女別に見ると「よく食べる」は男性19.0%、女性が36.3%。「ときどき食べる」は男性69.3%、女性53.0%。女性の方がよく食べているとはいえ、男性にも「オフィスでおやつ」の習慣は根付いていると言えそうだ。世代別に見ると、男女ともに若い層ほどよくお菓子を食べている。
お菓子を食べる目的は男女ともに「小腹を満たす」「気分転換」を挙げる人が多いが、職場でお菓子を食べるタイミングは男女によって異なるようだ。男性は「残業時」が41.9%で最も多いが、女性は「昼食後」31.9%、「午前中」23.9%が多い。
1週間のお菓子代は平均395円
1週間に職場で食べるお菓子代を尋ねたところ、平均金額は395円。「100〜300円未満」が40.8%と最も多く、「300〜500円未満」30.0%、「500〜1000円未満」が16.8%と続く。
平均金額を年代別に見ると、男女とも20代、30代、50代、40代の順に高い。特に20代女性は1000円以上使っている人が1割以上と、他の世代に比べてお菓子にお金をかけている人が多かった。
職場でよく食べているお菓子は、「チョコレート」「あめ、キャラメル」が最も多い。女性より男性の方が多く挙げているのは「ガム」「アイスクリーム、氷菓」「ポテトチップ」など。性別よりも世代で分かれるのが「おせんべい」で、男女とも50代の支持が高い。
オフィスで食べたいお菓子は「個別包装でひと口サイズ」がポイント
職場でのお菓子のやりとりが話題づくりやコミュニケーションに役立っているかどうかを聞いたところ、52.5%が「とても役に立っている/役に立っている」と回答。お菓子のやりとりはしていない、と答えた人は1割しかいなかった。
職場で食べるお菓子を買うポイントは「味」「値段」「大きさ・形状」「量」と答える人が多い。また職場に向いているお菓子、あったらうれしいお菓子について自由回答で尋ねた結果は、「個別包装・小分け包装で手軽に食べられる物」がもっとも多く、「ひと口サイズ/小さい/食べやすい大きさ」「手・口が汚れない物」と続いた。
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