米国における2007年のゲームへの広告支出は、前年対比45%増の5億200万ドル――調査会社eMarketerが4月17日、報告した。
女性、成人といったゲームユーザー層の拡大や、オンラインゲームの普及により、開発コストが急増し、それを相殺する手段として、ゲーム広告に注目が集まるようになったため、とeMarketerは広告費増の要因を分析している。
eMarketerは、ゲーム広告をゲームに挿入する「インゲーム広告」、ブランドを宣伝する目的で作成されたゲーム「アドバゲーミング」の2種類に分類。2007年のインゲーム広告費は2億9500万ドル、アドバゲーミング費は2億700万ドルという予測を立てている。しかし2011年にはこのバランスは大幅に変化し、アドバゲーミングは3億4400万ドル程度であるのに対し、インゲーム広告は6億2500万ドルに達する見込みという。
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