台北MRTでも非接触IC乗車券 :Business Media 誠 Weekly Access Top10(2007年5月1日〜5月7日):
ゴールデンウィークに台湾旅行に行ったHさんがくれたお土産は、台北MRTで使える非接触IC乗車券でした。……って、アレ?
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今週のランキングはゴールデンウィーク中ということもあり、1位になったのは2月に掲載したNTTドコモ中村社長の記事でした。
弊社もゴールデンウィーク中は基本的にお休み。5月1日、2日は出勤日でしたがお休みにした人も多く、7日の出勤日には、同僚からいろいろお土産をもらいました。
翻訳チームのHさんがくれたのが、台北MRT(Mass Rapit Transit、新交通システムと訳されることが多く、日本の地下鉄に近い)の乗車券です。Suicaのように、改札にチケットをかざすと通れるらしい。って、あれ? 以前私が台湾に行ったときには、そんなシステムはなかったはずだけど……。
調べてみると、数年前から非接触ICを用いたカードが導入されている模様。さらに今年の5月1日からは、「ICトークン」と呼ばれるコイン型の乗車券が登場。使い捨てないきっぷとして、通常の片道きっぷをリプレースしていく模様です。スタート時はMRT4駅だけですが、8月までにはMRT全駅へ拡大、3年をめどに、バスや台湾新幹線でも利用できるようにする計画だそうです。
日本では非接触ICといえばソニー製のFeliCaがデファクトスタンダードになっていますが、台北の交通乗車券に使われているチップは、PhilipsのMifareのようです。
アジアで日本と同じFeliCaチップを採用した交通乗車券といえば、代表例が香港の「オクトパスカード」。MRTだけでなく、スターフェリーやバスのほか、スターバックス、コンビニなどでも使えます。
外国で慣れないお金で買い物をするときは、ついお札で多めに払った結果、おつりの小銭がジャラジャラたまってしまうのが困りもの。数年前に私もオクトパスカードを使いましたが、コンビニでおつりを気にせずに使えるのはホントに便利で、ちょっと感動したのを覚えています。
あれから数年が経ち、東京近郊ではSuicaで払えるコンビニが増えて、Suicaでバスにも私鉄にも乗れるようになり、だいぶ東京IC乗車券事情も香港に近づいてきました。日本を旅する外国人旅行者もきっと「Suicaって便利だなあ」と思っているのではないでしょうか。
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