市場調査会社の米Strategy Analyticsは5月24日、Appleが6月に米国で発売予定のiPhoneに関するリポートを発表した。
iPhoneは発売前であるため、回答者にはAppleが提供したiPhoneのビデオプレゼンテーションを見せ、その反応を記入してもらう形式を取った。
同社が調査対象とした、携帯電話を所有している回答者のうち90%は、現在自分が使用している携帯電話よりも優れていると回答した。
また、回答者の40%以上が、音楽プレーヤー、Webブラウジング、ボイスメール、電話管理といった主要機能カテゴリーにおいて自分の携帯と比べて非常に高い評価を下している。「これは、ユーザー体験における本物の革新であることを示している」とStrategy Analyticsのハービー・コーエン社長。
なお、文字入力に関する部分のみ、iPhoneへの評価は低かった。
同社でユーザー体験関連の調査を担当するケビン・ノーラン氏は、「価格やポジショニングといった問題は回答者から指摘されたが、iPhoneがユーザー体験という意味におけるブレイクスルーであるのは確実だ」と述べている。
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