ニュース
携帯での通話時間、男女差が縮小――米AT&T調べ
携帯での通話時間は依然として男性の方が長いが、その差は縮小。また、男性の携帯利用はビジネス用が多いのに対し、女性は友人や家族との通話が多いという。
米AT&Tは6月12日、携帯および固定電話の利用状況についての調査報告を発表した。AT&Tが2001年に調査を開始して以来、携帯電話での通話時間は男性の方が長いとの結果が出ているが、今回の調査で男女差が縮小。男性の月間458分に対し、女性は453分だった。2002年調査では、男性589分に対し女性は394分、2005年調査では、男性571分に対し女性424分だった。
調査は、米国の携帯利用者1006人を対象に実施。報告によると、友人や家族との通話に携帯を利用するのは女性の方が多く、男性の携帯利用はビジネス用が多い。通話以外の機能の利用では、テキストメッセージを使用する人は45%、携帯カメラを使用するのは44%、携帯電話でゲームをする人の比率は17%、携帯メールの利用者は11%。これらのサービスのうち、テキストメッセージ、カメラ、ゲームの利用は女性の方が多く、携帯メールやインターネットを使用する人は男性の方が多かったという。
固定電話との比較では、携帯での通話時間が月間平均455分なのに対し、家庭の固定電話での通話時間は394分と、携帯へのシフトが進んでいる。家庭での固定電話の利用時間は女性の方が長く、男性237分に対し、女性は532分だった。
関連記事
- 30歳未満の3分の1は「携帯だけ」使用――米電話サービス調査
全体の63%は複数の電話サービスを組み合わせて利用しているが、固定電話を使わず「携帯だけ」との回答が11%に上り、その半分以上は29歳以下の若者が占めるという。 - ネットと携帯、利用度に格差――米調査
現代の生活に不可欠になりつつあるインターネットと携帯電話。しかしその利用レベルには人によりかなりの差があるようだ。 - 携帯機器の浸透で公私の境界があいまいに――米調査
「携帯機器を使わないのは就寝時だけ」は27%――ワイヤレス機器から離れられない人が増えているようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.