米調査会社comScoreが7月5日発表した報告によると、大学生を中心としていたSNS、Facebook.comのビジター数が、2006年9月の登録の一般公開以来、急増していることが明らかになった。
2007年5月の同SNSのユニークビジター数は2660万人で、前年同月比89%増、登録を自由化した前年9月との比較では100%増となった。以前は大学または一部の高校と企業のメールアドレスがないと登録することができなかった。登録自由化以前は、Facebookのユニークビジター数は月1400万人前後だったという。
また2007年5月のFacebook.comのページビューは158億ページで、前年同月比143%増、前年9月比で121%増となった。滞在時間も長くなっており、2007年5月はユーザー1人当たり月平均186分で、前年同月から35%伸びた。2007年2月に平均滞在時間が200分と過去最高を記録した後、若干短くなっているのは、利用時間が短い新規ユーザーが増えたためと見られる。
登録自由化により、従来のターゲット層である18歳から24歳以外の年齢層のユーザーが増えた。2006年5月から2007年5月にかけての同年齢層のユニークビジター増加率は38%と一番低く、最も劇的に増えたのが25歳から34歳の層で増加率181%、次が12歳から17歳で149%、35歳以上が98%となっている。
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