英語力がありそうな大リーガーはイチロー、著名人では女優の……
国際ビジネスコミュニケーション協会の調査では、英語力があると仕事で有利だと感じながら、特に何もしていない人が多いことが分かった。英語を話せそうな大リーガーはイチローという回答が多く、松坂大輔はわずか0.4%と最低だった。
ビジネスパーソンの6割以上が日経企業の海外進出や外資参入などのニュースによって、国際化の波を実感していることが明らかになった。これからのグローバル化に大事なのは、「話す・書く」(65.8%)の英語力で、従来の英語教育で重視されていた「聞く・読む」(34.2%)を大きく上回った。
TOEICのテストを運営している財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会は、7月10日から12日にかけて「ビジネスパーソンの国際化に関する意識調査」を実施。20代〜30代の男女400人からインターネットを使って調査した。
英語力を養うために「特に行っていることはない」76%
ビジネスパーソンは英語力(話す・書く)があれば、仕事に有利であると感じているようだ。英語を話せれば「やりたい仕事をあきらめずにすむ(ビジネスチャンスが広がる)」「人脈が広がる」「転職に有利」などの回答が目立った。プライベートでは「旅行が楽しくなる」「知見・教養が深まる」などが多かった。
とはいうものの英語力を養うために「特に行っていることはない」と7割以上の人が回答。次いで「英語の話せる友人や恋人をつくる」が9.0%、「英会話学校に通う」のは4.0%だった。
Web関連サービスで英語力がつきそうなものとして挙げたのは、「セカンドライフ」で英語を話す人と交流を持ち、「Skype」で英語を話す人と会話をする。次いで「MySpace」(海外最大のSNSサービス)や「blogやtwitter(ミニブログ)」という結果が出た。ただ、最も回答が多かったのは「そのようなサービスを利用したことがない」だった。やはりセカンドライフやSkypeなどで英語力を身につけるのは、難しいと感じているのかもしれない。
英語力があるイメージはイチローと藤原紀香
英語力があるイメージを持たれている大リーガーは、イチローが74.3%で断トツのトップ。最も低かったのは松坂大輔で、わずか0.4%だった。
「意外と英語力があると思う著名人」では、国際親善活動などをしている藤原紀香が最も多かった。次いで『英語でしゃべらナイト』の司会をしていた釈由美子、留学経験がある加藤あい、相方が外国人のパックンマックンのマックン(吉田 眞)だった。
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