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西日本鉄道のICカード乗車券、名称は「ニモカ」に
福岡を中心に展開する西日本鉄道は、2008年春から展開するFeliCaを利用した交通乗車券の名称を決定した。イメージキャラクターはイタチ科の“フェレット”。
西日本鉄道は7月23日、2008年春を目処に導入予定の、ICカード交通乗車券兼電子マネーについて、名称とデザインを発表した。
カードの名称は「nimoca(ニモカ)」、イメージキャラクターはフェレットとなる。nimocaの名称は「バスにも、電車にも、買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカードの意味」から名付けた。
nimocaは、FeliCaを利用した前払い式の電子マネー。カードをタッチするだけで西鉄グループのバスや電車に乗れるほか、電子マネーとしても利用できる。2008年春から利用可能なエリアは、福岡地区の一部路線(バス)と、天神大牟田線全駅(電車)、ソラリアプラザ・ソラリアステージ・天神コア・天神大牟田線沿線の西鉄ストア(電子マネー)。北九州・久留米・筑豊地区のバスなど、他の路線にも追って導入していく予定だ。
交通乗車券としても電子マネーとして利用しても、利用額に応じてポイントが付き、貯まったポイントはnimocaのバリューに替えて、運賃や電子マネーとして利用できる。また、オートチャージ機能が使える、クレジット機能が付いたカードも発行する。
なお、西鉄カードは7月23日付けで、社名を「ニモカ」に変更した。
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