おサイフケータイをかざして、箱根の観光情報を入手――小田急
小田急グループは、箱根の観光スポット情報や割引クーポン、待受画像などを、専用ポスターからおサイフケータイで取得できるサービスを提供する。NTTドコモ903i/904iシリーズで利用できる。
小田急箱根ホールディングスは8月1日より、NTTドコモの携帯電話で利用できる情報提供サービス「箱根かざしてゲット!」を開始する。
箱根かざしてゲット!は、ポスターボードにおサイフケータイをかざすことによって、周辺の温泉や美術館、レストランといったオススメの観光スポット情報を読み取れるというもの。強羅、早雲山、大涌谷、桃源台、仙石原、元箱根港、箱根町港、箱根湯本の合計8エリアについての観光スポット情報を提供する。サービス利用料は無料。
観光情報のほか、登山列車やロープウェイなど箱根の乗り物の待受画像や、各種割引クーポンも配布する。また、携帯カメラで撮影した写真をあとでスライドショーとして楽しめるサービス「箱根フォトアルバム」も提供する。
ポスターを張り出すのは、強羅駅、早雲山駅、大涌谷駅、桃源台ターミナル、元箱根港、箱根町港の計6カ所。サービス利用料は無料。
対応機種は903iと904iのみ、専用アプリが必要
ポスターボードにはFeliCaチップが埋め込んであり、チップのある部分におサイフケータイをかざすと、各種データが取得できるという仕掛け。第2世代FeliCaチップで追加された「iC通信機能」(FeliCaチップ同士で通信することにより、おサイフケータイで他のFeliCaチップ内の情報を取得できるようになる、4月2日の記事参照)を利用しているため、対応機種はFOMA 903i、904iシリーズのみで、それ以前のおサイフケータイでは利用できない。
iC通信相当の機能は、auの一部携帯電話も有しているが、箱根かざしてゲット!を利用するには専用のiアプリが必要なため、ドコモ以外のキャリアのおサイフケータイでは利用できない。専用iアプリはhttp://hakonenavi-m.jp/kazashite/からダウンロードできる。
関連記事
- 今さら聞けない、おサイフケータイの基礎知識(前編)
おサイフケータイ、Suica、PASMO、Edy、nanaco――電子マネーにまつわる言葉を最近よく耳にするが、どれがどれだかよく分からない、という人は多いのではないだろうか。おサイフケータイとはそもそも何か? 携帯でお金を払うことにどんなメリットがあるのか? まずは基本的な情報を整理しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.