東急ハンズもシルク王もドーナツ行列も、みんな銀座にやってくる :誠 Weekly Access Top10(2007年8月21日〜8月27日):
銀座は今、大型商業施設の新設ラッシュだ。東急ハンズがオープンするという話を聞いてつい最近盛り上がったばかりだが、“行列が絶えないあの店”まで銀座にやってくるらしい。
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先週最も読まれた記事は、山口揚平氏の「レンタルショップ対決――TSUTAYAとGEO、2社の決定的な違いとは?」。今週、続編の「続・TSUTAYAとGEO、レンタルショップ対決――注力するのはハードかソフトか」が掲載されたので、こちらも合わせてお読みいただきたい。
ところで今日は、妙に銀座の話題だらけの1日だった。朝起きて最初にした話は「ジム・トンプソンが銀座にオープンするらしいよ」というもの。ジム・トンプソンとは、タイ製シルクの生産・販売で大成功した米国人実業家で、彼の名を冠したタイ料理レストランは、ガイドブックに必ず載っているバンコクの超有名店。お盆休みにタイ旅行に行ったので、タイ料理の話のついでにこの話題が出てきたのだ。
その後編集作業を行ったのが、保田氏の連載「伊勢丹・三越の経営統合、マルイ参入で銀座が変わる」。タイトルが示す通り、銀座についての記事である。
記事がきちんと掲載されていることを確認し、記者は会社に顔を出した後で内覧会に出かけた。行き先は、銀座にオープン直前の商業ビル「マロニエゲート」。地下1階から12階まで全13フロアのうち、5階から9階までは「東急ハンズ」が占めている……という話は別記事をお読みいただきたい。マロニエゲートの10〜12階はレストランフロアなのだが、10階に行くとそこには「ジムトンプソンズテーブルタイランド」という名のレストランがあった。「なんだ、ジム・トンプソンの銀座店ってここだったのか」と思いながら、有楽町の駅前を通って会社に戻ってきた。
会社に戻って、記者が最初に見たニュースは、「クリスピー・クリーム・ドーナツの2号店が有楽町にオープン」というものだった(PDF)。クリスピー・クリーム・ドーナツは、米国でチェーン展開している人気ドーナツ店だ。日本には2006年の暮れに上陸、新宿南口にオープンした1号店は、“行列ができるドーナツ店”として人気が衰える様子がない。
クリスピー・クリーム・ドーナツは、10月12日にオープンする商業ビル「有楽町イトシア」の地下1階に入る予定。新宿店と同じく、ドーナツができていく様子を(行列しながら)見学できる「ドーナツ・シアター」も併設される。店舗面積は153平方メートルだが、席数は6席とあるから、ほとんどがドーナツ・シアターということになる。新宿店同様、大行列ができる店舗になりそうだ。
そんなこんなで、銀座の話題ばかりだった1日。ちなみに銀座エリアからは少し外れるが、有楽町駅の反対側、弊社のすぐ近くにも“大物”がオープン直前で、毎日夜遅くまで煌々と明かりがともっている。外資系高級ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」が9月1日に開業するのだ(8月29日の記事参照)。
会社から歩いて数分のエリアに、これだけの大型施設が開業ラッシュなんていう事態は、初めての体験である。“超氷河期”といわれた就職活動の末会社に就職し、その後景気のいい時代など知らないまま社会人生活を重ねてきた記者は最近、「ああ、景気がいいってこういうことなのね」としみじみ感嘆している。バブルの頃ってきっと、こういう雰囲気だったんだろうなあ、と……。
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