年金記録問題で社会保険庁の情報提供は、「不十分である」と回答した人が85.2%に達していることが明らかになった。また、現在の社会保険庁の取り組みについても、84.4%の人が低い評価をしており、同庁に対する国民の批判は続いているようだ。
gooリサーチと三菱総合研究所は、「年金記録問題と社会保険庁の情報提供に関する」意識調査を実施した。調査対象はgooリサーチのモニターとユーザ で、回答者数は3万4428人。公開型のインターネットアンケートで、調査期間は7月23日から7月27日まで。
社会保険庁に対する低い評価が目立つ
社会保険庁は年金記録が訂正された例などを、Webや広告などで発信している。この情報を見たことがある人は31.3%にとどまり、国民へのアピールが届いていないことが分かった。
社会保険庁の情報提供については、「どちらかといえば不足している」(36.9%)と「全く不足している」(48.3%)を合わせると85.2%。一方で、社会保険庁の情報提供を評価したのは、「十分」(0.6%)と「どちらかといえばされている」(7.9%)を合わせたわずか8.5%だった。
社会保険庁の現在の取り組みについても「非常に低く評価している」(57.5%)と「どちらかといえば低く評価している」(26.9%)を合わせると84.4%に達し、情報提供に関する評価(85.2%)と同じ傾向が出た。
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