市場調査の米Synovateは8月30日、ブログに関する意識調査報告を発表した。調査は、米国の1000人を対象にオンラインで行われた。
報告によると、米国の10人に8人はブログが何なのかを知っており、ほぼ半数がブログサイトを訪問したことがあると回答。ブログ読者の46%が、同じブログを定期的にチェックしている。また、自分のブログを持っているのは全体の約8%だった。
回答には、年齢層や性別による差もみられる。ブログが何かを知っている人は25〜34歳では90%近くに上る一方、65歳以上では65%。ブログを知っている人のうち、実際にブログサイトを訪れたことがあるブログ読者は、18〜24歳の78%に対し、より上の年齢層では45%だった。また、ブログ読者のうち、自分のブログを持つ人は男性では14%なのに対し、女性は20%だった。
ブログサイト上の広告については、ブログ読者の43%が認識。ブログ読者の約3分の1が、ブログを読む際に広告をクリックしたことがあるという。
ブログを読む理由では、約半数が「面白いから」と回答。26%は、趣味などの特定分野について学ぶためとしている。一方、ブログを読まない理由で多いのは「単に興味がないから」だった。
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