ゴルフ用品、ネット購入者が増加
矢野経済研究所の調査では、ゴルフ用品の購入先として「ゴルフ専門店」が減少している。「ゴルフ専門店」と「インターネットショップ」での購入者数は、同じレベルに近づき、ひょっとしたら来年は……。
インターネットでゴルフ用品を購入する人が増えていることが、矢野経済研究所の調査で分かった。前年の調査と比較して、購入先は「ゴルフ量販店」(29.6%)「スポーツ量販店」(16.3%)「ゴルフ専門店」(9.4%)と上位に変化はなかったが、「インターネットショップ」が前年比2.4ポイント増の9.1%。「ゴルフ専門店」と「インターネットショップ」の利用者数は、同じレベルに近づいていることが明らかになった。
矢野経済研究所は、「一般ゴルファーの用品購入に対する意識調査」と「ブランド評価調査」を実施した。調査対象は過去1年以内にゴルフ場でプレーをし、ゴルフ用品を購入した男女2439人。調査方法はインターネットで、調査期間は2007年5月下旬。
男女ともに「ゴルフ専門店」の購入が減少
ゴルフ用品の購入先として、「インターネットショップ」(9.1%)に「インターネットオークション」(5.3%)を加えると、14.4%に達した。
男女別で見ると、男性は「ゴルフ専門店」(−6.3ポイント)と「ディスカウント店」(−2.3ポイント)での購入が減少。その半面「インターネットショップ」(2.7ポイント)「インターネットオークション」(2.3ポイント)「ゴルフ場」(2.5ポイント)が増えた。
女性も「ゴルフ専門店」(−7.1ポイント)の下落幅が大きく、その一方で「ゴルフ量販店」(3.6ポイント)「ゴルフ場」(3.2ポイント)「ゴルフ練習場」(2.1ポイント)で増えた。
男女ともに「ゴルフ専門店」の減少が目立った。前年調査と比べ、インターネットでの購入が増えていることから、来年は「インターネットショップ」が「ゴルフ専門店」を抜いているかもしれない。
ゴルフクラブ購入の際、重視するのは「価格と品質のバランス」
ゴルフクラブを購入する際、重要視することを項目別に点数で評価。その結果、1位は「価格と品質のバランス」、次いで「自分自身の試打結果、使用感」「商品の色使い」「商品のデザイン」「(メーカーが提唱する)理論や性能、機能」だった。一方「ほとんど重視しない」項目には、「スペックやカラーラインナップが豊富であること」「シャフトなどのラインナップ充実」という結果が出た。
ゴルフクラブのブランド評価では、1位テーラーメイド、2位ツアーステージ、3位ゼクシオと続いた。今後、使用してみたいブランドは、1位ナイキ、2位ゼクシオ、3位ツアーステージだった。
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