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メタボ男性が急増中? 女性は逆にスリム化傾向

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 最近、男性の肥満が増えているという。BMI(ボディ・マス・インデックス)指数※で見ると、肥満は20代や30代が少なく、40代以降は増える傾向にあるが、男性は各年代(20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上)いずれも増加傾向にあることが、調査会社gooリサーチの分析で分かった。

※BMI指数:体重÷身長(メートル)÷身長(同)で計算する。これが18.5以上25未満ならば標準体重。18.5未満なら低体重で、25以上で肥満。

 厚生労働省による「平成16年国民健康・栄誉調査」を基に、2004年と10年前、20年前とを比較すると、肥満者の増加率は70歳以上の10.3%を筆頭に、顕著な伸びを見せている。


男性の肥満が増えている。一方、女性は減少している

 一方、女性はスリムな人(BMI指数18.5未満)の割合が増えていて、60代と70歳以上の年代を除き、増加傾向にある。しかし、男性のスリムな人は全年代で減少、昨今は太った男性が増え始めていると言って良さそうだ。

 それではなぜ、女性はスリム化し、男性は肥満化する傾向が定着したのだろうか。内閣府がまとめた2004年の「体力・スポーツに関する世論調査」によれば、この1年間で何らかの運動をしたことがあるかどうかという質問に、「週に3日以上」あると回答した男性は25.6%。これに対して、女性は33.1%。「週に1〜2日」あると回答した割合は、男性が24.3%、女性が30.1%となっており、男性に比べて女性の方が良く身体を動かしていることが分かる。運動不足だけが肥満の原因ではないものの、最近顕著になってきた男女の体型差の一因が、運動量の違いであると言っても過言ではなさそうだ。

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