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JAL、緑の尾翼の航空機を運航
二酸化炭素削減など環境に対する意識が高まっている中、多くの企業が独自の取り組みをしている。日本航空では緑の尾翼の航空機「JALエコジェット」を運航し、地球環境の重要性を呼びかける取り組みを始める。
日本航空(JAL)は尾翼を緑に塗装した「JALエコジェット(JAL Eco Jet)」を6月から運航する。同社は環境省の推進するチーム・マイナス6%に参加しており、「地球環境への配慮を示すため、通常の赤い尾翼を緑に塗りなおす」(広報部)。「JALエコジェット」として使われる機体は、ボーイング777-200型機(375人乗り)1機。「国内線に使われるが、具体的にどの路線で運航されるかは未定」(広報部)。
JALでは、地球環境保護のための長期計画「空のエコ【2010】」を2002年から推進している。計画ではいくつかの努力目標が定められ、その1つに「航空機が排出する二酸化炭素量を2010年度までに1990年度対比で有効トンキロ輸送量(積載可能重量に距離を乗じたもの)あたり20%削減する」という目標があり、2006年度には1990年度対比ですでに14.3%削減することに成功している。
また、「シベリア上空を飛ぶ欧州線定期便から運航乗務員が発見した森林火災を通報する活動も行っています(2006年6月から8月に138件)」(広報部)。
ポスト京都議定書の枠組みが議論される7月の北海道洞爺湖サミットを前に、緑の尾翼の「JALエコジェット」が環境保護の意識を上空からアピールする。
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