調査リポート
ネットでガソリン価格を調べる人、前年比で3倍増
暫定税率の復活によって、再びガソリン価格が上昇傾向にある。多くの人がガソリン価格を“高い”と感じている中、セルフ派とフル派のユーザーはどちらが多いのだろうか? アイシェア調べ。
ガソリン税などの暫定税率の復活によって、5月1日から多くのガソリンスタンドでガソリン価格が約25円上昇した。また原油高と重なったこともあり、レギュラーガソリンは1リットル当たり160円近くまで上昇。この価格について「高い」と答えた人は97.2%と、ほとんどの人がガソリン価格を高く感じていることが、アイシェアの調べで分かった。
これに伴い、約3割の人が「ガソリン価格をネットで調べたことがある」と答え、そのうち「今年から調べた」人が6割を占めた。「ガソリン価格をネットで調べたことがある人は昨年に比べ286%増えていて、価格動向への関心が高まっている」(アイシェア)
インターネットによる調査で、20代〜40代の男女723人(男性54.1%、女性45.9%)が回答した。調査期間は5月7日から5月9日まで。
安さを求める男性、安心を求める女性
自らガソリンを入れるセルフサービスとフルサービス、どちらで給油している人が多いのだろうか。セルフ派は男性で51.0%、女性で41.7%、一方のフル派は男性で25.8%、女性で31.7%。フル派は女性の方が多く、その理由として「店員に入れてもらった方が安心するから」が43.3%でトップ。
この結果について「安心は値段にかえられないという女性がまだ少なくないようだ」(アイシェア)としている。
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