つらい肩こりや腰痛……マッサージに行ったり湿布を張ったりして、痛みを柔らげようとしている人も多いはず。では実際にどれくらいの人が肩こりなどに悩んでいるのだろうか。
もはや肩こりと腰痛は“国民病”の1つといってもいいかもしれない――こんな実態がマイボイスコムの調査で分かった。肩こりや腰痛に悩んでいる人は85.6%、これまでに肩や腰に痛みを感じたことがない人はわずか8.7%。痛みを感じる部分は「肩の周辺」が最も多く70.8%、次いで「首の付け根あたり」(63.9%)、「腰」(58.5%)、「背骨の周辺」(28.1%)だった。
インターネットによる調査で、1万3808人(男性46%、女性54%)が回答した。調査期間は6月1日から6月5日まで。
肩こり・腰痛の解消法は?
肩こりや腰痛の原因として、どんなことが考えられるだろうか。最も多かったのは「運動不足」で45.0%、「デスクワーク」(43.8%)、「悪い姿勢」(42.9%)、「疲労」(35.5%、「ストレス」「目の疲れ」(いずれも31.9%)と続いた。仕事の疲れやストレスがたまり、デスクワークで運動不足に陥っている人が、肩こりなどを感じているようだ。
血行が悪ければ肩こりになりやすいともいわれるが、どんな対処法をしているのだろうか。「ストレッチ(体操)をする」人が54.0%で多く、このほか「入浴」(35.6%)をすることによって血流をよくしたり、「湿布などを使う」(26.8%)ことで痛みを柔らげようとしている人も目立った。
実際に効果があった対処法としては「ストレッチ」が断トツで35.5%、次いで「入浴」(18.0%)、「湿布などを使う」(16.6%)、「マッサージなどに行く」(15.1%)、「運動をする」(14.3%)。やはり適度な運動をすることで、痛みを解消できるケースが多いようだ。
慢性的に肩こりなどを感じている人は、どんな解消法を行っているのだろうか。「PCに向かうことが多く、眼鏡の度数を弱いものに変えたらずいぶん肩こりが軽減された」(女性・45歳)、「意識してまめに水分を取ったり、ストレッチをしたり、血流をよくするように心がけている」(男性・33歳)といった意見があった。以前は肩こり・腰痛があったが、今はないという人の解消法として、「ラジオ体操程度で(肩こりは)予防できると思う」(男性・40歳)、「初期の痛みでもそのままにせず、マッサージや貼り薬などで対応する」(男性・49歳)などがあった。
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