6月から8月にかけてAppleのスマートフォンiPhone 3Gの米国での購入者の30%が、携帯電話会社をAT&Tへと切り替えた人々だ――。調査会社の米NPD Groupが10月6日、こんな報告書をまとめた。AT&Tは米国でiPhoneを独占的に販売している携帯電話会社。
AT&Tに乗り換えたiPhoneユーザーのうち、47%はVerizon Wirelessから、24%はT-Mobileから、19%はSprintからの移行だった。ちなみに米国の携帯電話加入者全体のうち、6月から8月の間に携帯電話会社を変えた人は約23%。
NPDは、iPhone 3Gの手ごろな価格での登場で、一般ユーザー向けスマートフォンの売り上げが全体的に伸びたとしている。またiPhoneの販売台数シェアはiPhone 3G発売前はスマートフォン全体の11%だったが、発売後、17%に上昇している。
6月から8月に販売されたスマートフォンの平均価格は174ドルで、前年同期の236ドルから26%下がっている。6月から8月における台数ベースの売り上げ順位は、1位がAppleのiPhone 3Gで、以下Research In Motion(RIM)のBlackBerry Curve、Blackberry Pearl、Palm Centroと続く。
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