パソコンが原因? 視力低下の不安要素
神戸クリニックの調査によると、約9割の人は「現代のライフスタイルの中で、視力が低下する不安要素がある」と回答。不安要素がある人は、どんな要素が視力低下の要因と感じているのだろうか?
日常生活の中で、ついつい酷使しがちなのが目。現代のライフスタイルの中で、視力が低下する不安要素が「ある」と感じている人は93.2%に達していることが、神戸クリニックの調査で分かった。
不安要素があるという人は、どのような要素が視力低下の要因だと思っているのだろうか。最も多かったのは「PC利用(インターネット)」で89.2%、次いで「PC利用(そのほか)」(66.2%)と、PCの作業などで目を酷使していることが、視力低下につながっていると感じているようだ。このほか「年齢」(42.6%)、「睡眠不足」(37.4%)、「テレビ視聴」(27.2%)といった意見も目立った。
平成20年版『情報通信白書』によると、インターネットの利用人口は対前年比0.7%増の8811万人、人口普及率は同0.5%増の69.0%。「視力低下の要素として、インターネットを活用する現在のライフスタイルを挙げる人が多い。しかしインターネットの利用者は増加傾向にあるため、今後も視力低下に関する不安は広がっていくだろう」(神戸クリニック)としている。
インターネットによる調査で、関東1都3県または関西2府4県に在住している20〜49歳の会社員600人が回答した。調査期間は9月26日から9月30日まで。
視力が低下して困ること
曜日を問わず、1日平均何時間インターネットを利用しているか、と聞いたところ「2時間以上4時間未満」が最も多く28.7%、次いで「1時間以上2時間未満」が28.2%、「4時間以上6時間未満」が14.0%。インターネット以外のPC利用時間は「2時間以上4時間未満」(20.2%)、「4時間以上6時間未満」(19.8%)、「8時間以上」(19.3%)、「6時間以上8時間未満」(18.3%)という結果となった。
視力が低下して困ることを聞いたところ、「仕事に関すること」が最も多く57.7%、以下「経済的コストの負担」(43.3%)、「ドライブ」(42.8%)、「コンタクトレンズの使用」(37.3%)と続いた。また視力低下の対策として、「特に何もしていない」がトップで51.8%、次いで「目の休憩(遠くを見るなど)」(34.3%)、「目のマッサージ」(19.3%)、「サプリメント」(15.5%)だった。
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