学生「読売」、現役「日経」、退職後「朝日」――世代別新聞購読
新聞に関するインターネット調査によると、購読銘柄で顕著なのが、若年世代が読売新聞、現役世代が日経新聞、定年退職世代が朝日新聞であることが分かった。9月17日〜10月2日、「DIMSDRIVE」調べ。
インターネット調査を行うWebサイト「DIMSDRIVE(ディムズドライブ)」では、9月17日〜10月2日、同サイトのモニターを対象に新聞に関するアンケートを実施した。30〜40代を中心とする10代以上の男女1万231人(女性5401人、男性4830人)が回答した。
学生は読売、現役経営者は日経、定年者は朝日新聞、公務員は地方新聞
全回答者1万231人のうち「新聞を購読している」と答えたのは7734人だった。新聞購読者を対象に「あなたの家庭・個人で購読している新聞は?」と質問したところ、上位2位を「朝日新聞」(28.3%)と「読売新聞」(27.7%)が僅差で占めた。3位の「日本経済新聞」(13.2%)と4位の「県紙(地方新聞)」(12.2%)も僅差で続いている。
上位4紙の職業別内訳を調査したところ、「朝日新聞」を読む割合が36.5%と最も多かったのが「定年退職者」、次いで「自由業」(32.5%)となった。「読売新聞」を読む割合が最も多かったのが「学生」(34.4%)、次いで「パート、アルバイト」(31.1%)、「専業主婦」(29.1%)となった。
また、全体的に「日本経済新聞」の割合が10%代前半までにとどまる中、「会社経営者・役員」で、26.1%となった。「現役時代は経済について知っておかなければならなかったが、現役を退いてからは必要がなくなり、朝日と読売から選んだ」と回答する定年退職者もいた。さらに「県紙(地方新聞)」の割合が多かったのが「公務員」(16.9%)と「自営業」(16.2%)となった。
8割以上の人がテレビやネットを情報源に、新聞は7割を切る
調査では「ふだん、どの媒体でニュースを読んだり・見たりしていますか?」という質問に対し、80%以上の人が「テレビ」(88.8%)や「インターネット」(82.7%)と回答。一方、「新聞」は69.5%と、70%を切った。
また「あなたがよく読んでいる新聞は?」という問いに対し、「朝日新聞」(24.5%)と「読売新聞」(23.4%)が僅差で上位2位を占めた。3位は20.8%の「新聞は読んでいない」で、「日本経済新聞」(15.1%)を上回った。
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