ニュース
ミニノートPCのプラットフォーム評価、1位はIntel――米ABI Research調べ
ミニノートPCのプラットフォームとしては、Windowsを搭載できるIntelとVIAの評価が高かった。
米調査会社ABI Researchは12月15日、ウルトラモバイルPC(UMPC)のプラットフォームベンダーに関する報告書をまとめた。
同社の評価基準「Vendor Matrix」での分析によると、最も評価が高かったのは米Intelで、2位は台湾のVia Technologies、以下3位は米Texas Instruments(TI)、4位は米QUALCOMM、5位は米NVIDIAだった。
Vendor Matrixは、特定市場におけるベンダーのポジション評価するためにABI Researchが開発した分析ツール。同社は複数分野における「革新」と「実装」という基準に基づいて各社のプラットフォームを評価した。
「革新」では、製品を市場に出荷するまでの速度、ソリューションやデザインの柔軟性、無線WAN、無線PAN、GPSなどを搭載しているか、x86またはCortex A-8以降のプロセッサを搭載しているか、高精細ビデオをサポートしているかなどを基準に評価。
「実装」では、携帯端末ベンダーやPCベンダーとの関係、OSのサポート状況などを評価した。
ABI ResearchはIntelとViaが上位にランク入りした理由として、既存の企業向けアプリケーションを動かせるUMPCが求められているため、Windowsを搭載できるプラットフォームの評価が高くなったとしている。
関連キーワード
UMPC | Intel | ノートPC | Windows | x86 | ARM | Linux | NVIDIA | QUALCOMM(クアルコム) | Texas Instruments
関連記事
- 世界ミニノートPC市場、シェア1位はAcer――米DisplaySearch調べ
2008年7〜9月期のミニノートPCの世界出荷台数は前期比160%増の561万台。シェア首位はAcer、2位はASUSだった。 - 世界ミニノートPC市場、2013年に270億ドル規模に――米ABI Research予測
2013年にはウルトラモバイルデバイスの半数がx86プロセッサを搭載し、搭載OSはLinuxがWindowsの2倍になるとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.