本日の注目銘柄
引き続き物色対象の広がりに注目
新神戸電機(6934) 913 ▼9
産業機器向けのリチウムイオン電池の生産体制を強化する。2015年までに生産能力を現行の15倍まで引き上げる。小型軽量なリチウムイオン電池は自動車向けなどを中心に採用が広がると同時にデータセンターの非常電源やフォークリフトなど産業機器向けにも需要が波及すると見られ、市場拡大に先行して設備を増強する。
富士通(6702) 6780 ±0
顧客企業にインターネット経由でソフトウエアを提供するサービス「Saas(サース)」事業に本格進出する。パッケージソフトを購入するより安く短期間で使い始められるとして主に中堅・中小企業に拡販、対象製品も増やして行く。
鹿島
ブラジルの建設市場に参入する。子会社が現地法人を設立、今夏に受注活動に入る。地下に構造物を造成する特殊な新工法を提案し、大深度地下開発や地盤改良などの需要を開拓する。電力や道路などのインフラ整備が本格化するブラジルで技術を売り込む。
イオン
インターネットで注文を受け、店舗から自宅に商品を配送する「ネットスーパー」事業を拡大する。先行する西友やセブン&アイHD(3382)傘下のイトーヨーカ堂なども同事業を広げており、スーパー最大手のイオンも本格参入する。
旭硝子(5201) 711 ▼12
太陽電池材料事業の強化に向け、前者横断の組織を発足する。太陽電池市場の拡大が見込まれるなか、主力の建築・自動車用ガラスの需要低迷を補う新しい収益の柱と位置づける。
HOYA(7741) 3700 △250
白内障の治療に使う眼内レンズ事業に本格参入する。既に日本や欧州、アジアでは販売しているが、世界最大の市場である米国でも中規模病院を中心に売り込み、まず、市場シェアの5%獲得を目指す。比較的安定した需要が見込める医療分野で事業規模を拡大する。
外国人売買動向(外資系11社ベース)
売り 1690万株
買い 1680万株
(金額ベースも売り越し)
清水洋介氏のプロフィール
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.