市況概況
− | − | − |
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日経平均 | 9451.98円 | △ 19.15円 |
売買高 | 30億4039万株 | − |
日経平均先物 | 9450円 | ▼10円 |
売買代金 | 1兆9894億円 | − |
TOPIX | 900.45 | △5.10 |
値上がり銘柄 | 966銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 355.03 | △1.88 |
値下がり銘柄 | 605銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1059.64円 | △ 6.23円 |
変わらず | 131銘柄 | − |
騰落レシオ | 114.21% | △6.88% |
日経平均
週末の米国株高を受けて買い先行で始まり、堅調ながらも目先的な過熱感や円高を嫌気して上値も重い
週末の米国市場が大幅高となったことなどから買い先行の始まりとなりました。ただ、ここのところの急騰の反動や目先的な節目と見られる日経平均9500円をつけると達成感や過熱感から利益確定売り、戻り売りもかさみ上値も重い展開となりました。為替が円高に振れたことや芳しくない決算発表を受けて輸出関連銘柄の値がさ株が軟調となったことで指数の上値を押さえる要因となりました。
一方で、これまで出遅れ感が強かったディフェンシブ銘柄や米金融不安が薄れたことから商社株、金融株、不動産株などが高く、底堅い展開となりました。昼の間に円高が進んだこともあり、後場に入ると軟調となり下げ幅を広げる場面もあったのですが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことなどもあり、買戻しを急ぐ動きから底堅い堅調な動きとりました。最後まで値がさ銘柄の一角が大きく下げていたことで指数の上値は重かったのですが、堅調な地合いといえるでしょう。
小型銘柄も出遅れ感が強かったこともあり、堅調なものが目立ちました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って上値も重いのですが、堅調となりました。先物もヘッジ売りの買い戻しなどから買い意欲は強いようです。節目を意識した売りも出ているようですが、買戻しのタイミングも早く、指数の下支えとなっていました。
相変わらず堅調な展開となっています。これまでの相場の戻りを牽引してきた輸出関連銘柄が円高を嫌気して売りが先行するなかで、「主役交代」と言うわけでもないんのでしょうが、これまで底堅い業績を示していたにも関わらず見向きもされていなかったディフェンシブ銘柄などに買いが入っています。金融不安が薄れたことや信用収縮懸念が薄れたことから金融株や不動産株などが買われるなどっ循環物色となって指数は堅調な地合いとなっています。ただ、この水準から一段と上昇するにはもう一つ二つの材料が欲しいところであり、目先的な過熱感もあることから、いったんは調整となるのではないかと思います。
テクニカル分析
日経平均
NYダウ
高値圏で下ヒゲの長い「十字足」となりました。水準としてもちょうど昨年11月高値水準であり、ここでいったん戻りを達成したと見てもいいのかもしれません。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、RSIはまだ上値余地もあり、強含みの展開が続くのかもしれませんが、いったんは目先的な調整、押し目を探る動きになるのかもしれません。明日の寄り付きが高ければもう一段上昇となり、この水準が押し目となる可能性もありますが、明日の寄り付きが軟調となればいったん調整となる可能性が高くなりそうです。
TOPIX
NYダウ
1月高値水準を抜けましたが上に放れたところで「十字足」となり、明日の寄り付きが軟調となればRSIには上値余地はあるのですが、調整となる可能性は高いと思います。ストキャスティックスも高値圏にあり、上値の重くなるところでもあり、目先的な過熱感を冷ますような調整となるのではないかと思います。
円相場
NYダウ
遅行線が日々線を下回ってしまったようです。日々線が基準線にサポートされて底堅さも見られますが、調整となりそうです。RSIには上値余地はあるのですが、ストキャスティックスは高値圏にあり、基準線を割り込んで雲のサポートを確認するような場面もありそうです。
銘柄ピックアップ
金融不安が薄れたことを好感し買戻しが主体
トヨタ(7203) 3790 ▼190
先週末に決算を発表、今期見通しのなかで営業利益の赤字幅が従来見込まれていた予想を上回るとされたことを嫌気し、為替が円高に振れたこともあって大幅下落となりました。
三菱UFJ(8306) 674 △19
大幅高となりました。週末に米国市場でストレステスト(健全性審査)の結果発表を素直に好感する動きから金融不安が薄れたことに加え、モルガンスタンレーの普通株を取得することを好感する動きもあったようです。
ブリヂストン(5108) 1451 ▼109
先週末の引け後に2009年1−6月期決算で連結最終損益が従来予想を大きく上回る赤字になると発表、嫌気する売りに押され大幅下落となりました。
TDK(6762) 4630 ▼160
先週末の引け後に発表した決算のなかで、今期(2010年3月期)連結最終損益が黒字になるとしたことで、買い先行で始まったものの、買い一巡後は円高を嫌気する動きや出尽くし感からの利益確定売りなどに押され大幅下落となりました。
住友不動産(8830) 1367 △79
米国での金融不安が薄れたことや本日付の新聞紙上で今期(2010年3月期)連結最終損益が二桁の増益となると報じられたことから、買戻しを急ぐ動きなどもあって大幅高となりました。
相模ハム(2289) 98 △30
エアウォーター(4088)が第三者割当増資を引き受け子会社化するとのニュースを好感、業容拡大からの収益増が見込めることを期待した買いが入りストップ高となりました。
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